グローバル経済 - 香港カラフルFP

グローバル経済

次に、グローバル経済について見ていきます。

資金の流れ

異なる経済セクターにある余剰資金は必要とするところに、直接的、または間接的に流れていくことが出来ます。直接金融とは借り手が貸し手から直接的に資金を得ることを示します。ここでは、貸付金額、借り手と貸し手のリスクとリターンの属性がお互いに合致しています。間接金融は、資金が貸し手から借り手に金融機関を通して行われ、借り手と貸し手のリスクとリターンの属性がお互いに合致してません。そこで、金融機関は借り手に支払われる利息に加え、手数料を取ってリスクを見定めることで報酬を得ています。

資金の流れ

国際的な資本と投資の流れ

金融セクターはそれ単独では存在することが出来ません。国境を跨いだ投資機会があり、国際的な資本と投資の流れを作っています。ファイナンス市場のグローバル化は高い預金率と投資機会が少ない国から、より多くの投資機会があるが預金率が低い国へと資金の流入を促し、その格差を埋めていきます。そして、投資家としては異なる国の金融資産で持ち、ポートフォリオを多様化することが出来ます。これにより、もっと効率的に金融リソースを使えることになります。

2009年付けのIMF世界経済見通しデータベースによると、中華人民共和国は世界の資本輸出の24.2%を占める、最大の資本輸出国となっています。一方、アメリカ合衆国は世界の資本輸入の43%を集める最大の資本輸入国となっています。中華人民共和国からの高い資本流出は高い預金率が理由となっています。同時に、アメリカ合衆国の金融市場への投資家の信頼が、何故、アメリカ合衆国が国際的資本にとって、人気の目的地であるのかを説明してくれます。

しかしながら、国際的な資本の流れは、国際的金融市場の不安定を起こしかねない諸刃の剣であることを頭に入れておかなくてはなりません。一国の経済危機が容易に他国の市場に伝播しかねません。例えば、米国で2008年に起きた信用収縮によって、世界的に金融市場が大変なストレス下におかれました。米国の銀行のバランスシートにおける問題が、米国の銀行に新興国市場への国境を越えた貸し出しを取りやめさせるということになりました。そして、米国に資産を有する海外投資家も資産が格落ちしてしまうこととなり、国内経済の消費を低迷させる結果となりました。