投資における制約 - 香港カラフルFP

投資における制約

リスクに制限を設け、リターン目的を決定する投資目標やリスク許容度の他に、その他の要素にも影響を受けます。投資を決定する前にそれらの要素についても考慮しておく必要があります。それらの要素とは、流動性、時間軸、税金です。

投資における制約

流動性

流動性とは価格について大きく譲歩することなく、資産を直ぐに売却できることを指します。

流動性が無い資産の例として、骨董品があげられます。良い骨董品を保有していても、1時間以内に売らないとすれば、かなり低い価格で売る羽目になるでしょう。もし、オークションが出来るぐらい時間的な余裕があれば、間違いなく高値で売却できることでしょう。

一方、香港上海銀行の株式が百万ドル分あるとします。1時間以内に売却するとなっても、恐らく、直前に香港上海銀行の株式を売却した人と近い価格で、売却することが出来るでしょう。

投資の計画にあたって、投資家がどれだけの流動性を必要とするのかを考慮しておく必要があります。長期的な投資目標を持つ若い投資家であれば、流動性は低くても大丈夫でしょう。一方、年金で生活する退職された方は、定期的な現金収入が必要となるでしょう。後者の投資家だと、ポートフォリオに短期金融市場資産といった流動のある証券を組み入れるべきでしょう。

投資時間軸

これは投資家が投資を行おうとする時間の期間のことです。投資家の目的、年齢、そして現在の財務状態により変わります。ほとんどの投資物件は一般的に以下の期間に分類することが出来ます。

  • 短期:1年未満
  • 中期:1年以上5年未満
  • 長期:5年超

既に見た通り、時間はリスクを相殺する要素であります。リスクを抑制する戦略の一つは短期の価値の変動を無視(熱くなりすぎず、心配もし過ぎず)して、長期的に見ることです。歴史的に、長く投資している程、マイナスのリターンを経験しにくいことが一般的に知られています。

短期的な時間軸で行う投資家は、資産を最適でない時期に、流動化しなくてはいけなくなるかもしれないので、リスクが高い投資を避けるべきです。長期的な時間軸で行う投資家は、下落や損失はその後に回復することが出来るので、より大きなリスク許容性を持っています。

税金

個人所得税は個人や家族の課税所得を元にします。香港では投資による利益は、個人所得税の課税対象となりません。2006年2月からは相続税も香港では廃止されました。しかしながら、香港外の課税地域に属する方は、税金対策について専門家とご相談ください。