経済学の基礎を見てみましょう - 香港カラフルFP

経済学の基礎を見てみましょう

経済学とは限られた資源という制約のもとでどのように個人が選択を行い、そういった選択により社会にもたらす結果に関する研究です。

需要と供給

例えば、みかんの市場が買い手と売り手で成り立っています。個人の買い手は、値段により買う数量を決めます。また、売り手は値段により生産する了を決めます。買い手と売り手の間のやり取りが、市場におけるみかんの取引価格と取引数量を決定します。

需要曲線は、Y軸にある個々の価格において、買い手がどれだけの数量を購入したいかをX軸で表すグラフです。需要量は通常は価格の上昇に伴い下落していきます。この相反する関係は、代替効果と収入効果が原因となっています。

みかんがより高くなると、みかんの代わりとなるリンゴや他の果物に切替え、みかんの消費を減らします。これが代替効果です。さらに、価格が高くなると購買力が低くなり、買い手は以前ほどの数のみかんを買えなくなります。これが収入効果です。

需要曲線

供給曲線は、Y軸にある個々の価格において、売り手がどれだけの数量を販売したいかをX軸で表すグラフです。供給量は通常は上向きとなっています。価格が供給や生産に必要な追加コストを上回る限りは、売り手は喜んでみかんを追加して販売、生産するという仮説に依ります。

供給曲線

需要曲線と供給曲線は、均衡価格と均衡数量で交わります。そこでは、売り手と買い手が喜んで均衡価格で均衡数量を売買します。

均衡価格と数量

しかしながら、価格の他に均衡点に影響を及ぼす要素があります。それには収入、嗜好、期待、そして代替財と補完財の価格をあげることが出来ます。これらの要素により需要曲線が左右に移動することになります。例えば、家計収入が上昇する時に、各価格において、みかんの需要量が増えます。すると、需要曲線は右に動き、均衡価格と均衡数量がそれに伴い上昇することとなります。

経済セクター

最も簡単な形態で、経済を表すと、たった2つのセクター、家計セクターと企業セクターで構成されます。家計は、企業の供給する商品やサービスを購入します。また、家計は労働を供給し、見返りに賃金を得ます。

経済セクター

しかしながら、この最も簡単な形態では、政府セクターと外国セクターを除かれています。政府は家計と企業から税金を徴収し、経済的、政治的、社会的な目的を満たす為にその資金を使います。外国は国内経済と商品とサービスを輸出、輸入する貿易を行います。

さらに、この形態では、家計における貯蓄が想定しておらず、ファイナンスセクターを無視しています。それには、余剰資金を持つ人から不足している人へ資金を移転させる金融機関が含まれています。その他のセクターは、貸し手や借り手のいづれかになることになることが出来ます。

通貨と銀行

ファイナンスセクターは資金や通貨の流通を促します。通貨には、交換手段、富の保有手段、価値の計測単位、という3つの原則的な用法があります。

香港金融管理局(HKMA)による通貨の分類は、以下のようになっています。

  • M1:民間で保有される紙幣と通貨、要求払預金
  • M2:M1に加えて、預金、定期預金、銀行により発行され、銀行セクター以外で保有される譲渡性預金
  • M3:M2に加えて、限定された免許を持つ銀行や企業における預金、これらの企業で発行され、銀行セクター外で保有される譲渡性預金

銀行システムは、預金者から集めた資金を貸付けることにより、ファイナンスセクターにおいて最も重要な役割を果たします。通貨市場を促進する為に銀行を必要とする理由は次の通りです。

専門化:

借り手の質の評価に特化しています。個人の預金者では潜在的な借り手の信用状態の判断の専門知識は持ち合わせていません。

投資:

預金者が富を蓄積し、より高いリターンと、より建設的な投資へ向くように銀行が手伝います。

支払:

当座口座、送金やクレジットカードを使った口座保有者の支払いを銀行は提供します。