短期金融市場資産 - 香港カラフルFP

短期金融市場資産

短期金融市場資産は、高い流動性を持つ1年以内に満期を迎える債券を含みます。2つのカテゴリーがあり、一つは銀行預金、もう一つは譲渡性短期債券です。

銀行預金

定期預金や要求払預金として、銀行に資金を預けるだけのものです。香港では、香港金融管理局が認可した金融期間のみが、預金を集め、個人貸付や企業貸付に利用できるとなっています。これらの金融機関は、ライセンス銀行、制限付ライセンス銀行と預金受入会社に分類されます。香港は強固でしっかりとした銀行制度を有し、香港の銀行に資金を預けることはとても安全なものにしています。利息支払から得ることの出来るリターンの率は、他の投資資産に比べると、通常一番低いものとなっています。これは、比較して低いリスクと、高い流動性を有する特徴を反映したものです。

要求払預金よりも定期預金や定額預金が、より低い流動性に対する見返りとして、より高いリターンを通常有しています。定期預金や定額預金を早期に解約すると重いペナルティの対象になります。

譲渡性短期債券

短期で(典型的には1年未満)、高い流動性があり、低リスクの債券で、政府や銀行、金融以外の大企業により発行されます。短期投資と多くの金融機関の借入において、重要な役割を果たしています。

ほとんどの投資家はこれらの債券を満期まで保有しますが、譲渡性があり、満期前に資金を必要になれば、セカンダリーマーケットで、別の投資家に売却することも可能です。資金量が十分に多い投資家であれば、譲渡性短期債券に直接投資することが出来ますが、多くの投資家は様々な金融機関の金融市場預金口座を通して投資しています。

ほとんどの短期債券はディスカウントして、売られています。つまり、投資家は債券の額面金額よりも低い価格を支払い、額面金額で払い戻しを受ける、というものです。

主な短期債券としては次のものがあります。

  • 国債
  • 短期譲渡性預金
  • コマーシャルペーパー

(a) 国債:

政府が支出を捻出する為に発行する短期債券。米国債である米財務省短期証券(US T-Bills)や香港外国為替基金証券(EFB)が例として挙げることが出来る。こういった債券に投資をするということは実質的に政府に貸付を行っているものである。政府が債務不履行し、デフォルトするリスクは極めて低く、むしろ、リスクフリーレートと見なされており、同類の債券の中でも、最も低い利回りとなっている。米財務省短期証券の最低金額は1万米ドル、香港外国為替基金証券(EFB)の最低金額は50万香港ドルとなっている。ディスカウントベースで取引され、満期が4週、13週、26週と52週となっています。

(b) 短期譲渡性預金(CD : Certificate of Deposit):

商業銀行が発行する譲渡性のある短期定期預金の証書で、1年未満の満期日となっています。ほとんどのCDは同じような満期日を持つ国債に比べ、利回りが高くなっています。これは、商業銀行は政府に比べ、より高いデフォルトの可能性があると考えられているからです。低い流動性と税金も投資家にとり、好ましくない点となっています。

(c) コマーシャル・ペーパー:

優良な金融会社、もしくは非金融企業により発行される1年以内の満期を持つ無担保の約束手形のこと。コマーシャル・ペーパーは銀行融資に代替する低コストでの方法となっています。コマーシャル・ペーパーのリターンは、より高い流動性リスクとデフォルト・リスクを反映して、典型的に、他の金融市場資産を超えています。しかし、社債といった企業発行の債券に比べると、まだ比較的低くなっています。

アメリカでは、コマーシャル・ペーパーの総額が、米国債を除いた他の金融市場資産を凌いでおり、そのほとんどが銀行だけでなく、個人向け融資企業や保険、リース会社により発行されています。

金融市場資産の長所と短所

金融市場資産は、長期投資を控えている資金の短期的に安全に保持するという目的に適しており、以下の長所を有しています。

  • 低リスク
  • いざという緊急時の為の蓄え
  • 将来の特定の目的の為の資金の蓄積
  • 元本に変動がなく、時々保障されている
  • 高い流動性

一方、以下のような短所もあります。

  • 低いリターン (インフレ・リスク)
  • 変動する利回り (再投資リスク)
  • デフォルト・リスク (非政府発行債券)
  • 高い額面金額