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医療ヘルスケア銘柄の成長を支える2つの好材料

医療ヘルスケア銘柄の最近の勢いは素晴らしく、MSCI世界医療ヘルスケア指数は昨年36.3%と大きく上昇し、もっとも好調な業種の一つとなった。医療ヘルスケア業界は世界的な社会の高齢化と新興国市場における中産階級の浮上という2つのコンセプトを兼ね備えている。また、製品イノベーションのサイクルも速く、製品需要も高まっており、それ故に成長機会に溢れていると言える。

世界的な高齢化は既に流れを変えることが出来ない大きな流れとなっており、国連の昨年6月の予測で、世界全体で60歳以上の人口は2013年で約8.4億人から、2050年には約20億人に増え、総人口に対する比率で12%足らずから、約21%にまで増えるとされている。その中で、インドや中国などの新興国に限らず、アメリカ、日本などの先進国においても人口高齢化の勢いは同様なものとなっている。

年齢が高くなればなる程、医療ヘルスケアに支出をより多くしていかざるを得ない。アメリカ合衆国保健福祉省や公衆衛生局などが発表した「全国医療ヘルスケア支出の展望:2011年-2021年」によると、65歳以上の平均服薬量は、65歳以下の三倍以上となっている。人口高齢化は製薬業の需要を押し上げ、市場競争の強化が期待され、弱い企業が去り、強い企業が市場に残ることとなる。同時に、産業の発展も加速され、金融危機以後の主要産業となっている。

製品イノベーションサイクルが加速

新興国で中産階級が浮上することも、医療ヘルスケア業界の発展を推進している。国際通貨基金(IMF)によると、外部環境の変化が新興国や発展途上国の経済に新たな難題をもたらしても、新興国や発展途上国の今年と来年の国内総生産(GDP)成長予測を僅かに下げるだけで、調整後の経済成長はまだ2013年の4.7%から2014年には約4.9%に加速し、2015年には更に5.3%まで伸びると予想されている。

新興国の経済が拡大するにつれ、既に困窮から抜け出した中産階級が社会に出現し、医薬ヘルスケアに対する支出が増加しようとしている。これは、現地および世界各地に業務を展開する医薬企業に大きなビジネスチャンスを提供するものとなる。

世界の医薬ヘルスケア企業の製品イノベーションサイクルは最近加速しており、業界成長を更に後押ししている。多くのバイオテクノロジー企業や製薬企業が新たな薬物の研究に注力しており、まだ満たすことが出来ていない医療の要求や現在の治療に対する改良を行おうとしている。アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を獲得した薬品の件数は10年来の高い水準となっている。

医薬ヘルスケアの管理監督と、関連する法律の改革がますまず重視されており、医薬ヘルスケア業界に好材料となるもう一つ要素となっている。アメリカを例にとると、2010年3月に立法された「患者保護と基礎医療法」において、大部分の主要箇所が2014年において既に段階的に実施されている。新法案では、約3000万名が医療保険を購入する必要があり、その保障範囲拡大が更の多くの人を診察を受け、手術を受けさせることとなる。医療保険システムの利用水準が高まり、医薬ヘルスケア業界全体のシステム改善の助けとなる。

現在の医薬ヘルスケア銘柄の株価水準は合理的な範囲か

株価評価の方面から分析すると、医薬ヘルスケア銘柄は既に5年連続で上昇しているが、MSCI世界医療保険指数は今年2月末までで、5年累計で1.71倍の上昇となっている。しかし、企業の一株当り利益が徐々に上昇していることに伴い、現在の株式価格評価はまだ合理的な範囲にあると考えられる。医薬ヘルスケア銘柄は同時にディフェンシブ性と構造的成長のチャンスを備えており、更なる高値を期待できるだろう。

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