ユニオンペイ違法現金化のニュースでカジノ株で780億ドル蒸発 - 香港カラフルFP

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ユニオンペイ違法現金化のニュースでカジノ株で780億ドル蒸発

マカオにおけるカジノ業界には悪いニュースが相次いでいる。昨日は中国の銀聯カード(ユニオンペイ)がマカオカジノで行われている非合法な現金化の動きに打撃を与える措置が打ち出されたというニュースが流れた。この知らせにより、マカオカジノ株は影響を受け、永利澳門(1128 ウィン)、美高梅中国(2282 MGM)の下げ幅が最大で8%を超える下げとなった。カジノライセンスを保有する6社で、1日で780億香港ドルを超える時価総額が蒸発した。

中国銀聯(ユニオンペイ)は、マカオにおけるマネーロンダリング、資本持出しや銀行カードを使用する違法行為を防止する為の一連の措置を先月末に発表した。中国中央政府は反不正腐敗に力を近年入れ出し、銀行カードの非合法な取引に対して厳しくなってきている。中国銀聯(ユニオンペイ)の移動端末で虚偽の取引を行い、現金化するというのもその一つである。マカオでは中国銀聯(ユニオンペイ)カードを通じた取引金額が約2000億人民元となっており、その内、20%が移動端末を使っての取引となっている。

現在のマカオのカジノでは、ジャンケット事業の他に、最近は、銀行カードでの現金化が増えて来ている。通常は、カジノの一般ホールで、中国国内客に中国銀聯(ユニオンペイ)の端末にカードを通してもらい、現金化し、チップに交換するものである。カード保有者が中国国内で買い物を行う、または、直接資金の振替えを行うといった架空の取引を行ったことにするものである。また、使用される中国銀聯(ユニオンペイ)の端末は、中国・珠海での登録となっており、全ての取引過程では、実際の商品取引はされずに、カジノ客はカードを端末に通した後、すぐに現金を受取ることができる。また、カードの現金化での中で、いくらかの手数料を現金化業者は徴収する。

中国銀聯(ユニオンペイ)によると、実際の買い物を伴わないカード取引行為は、ずっと厳禁としている。これは長期にわたり、厳格に行われており、最近公表・実施しているものではなく、既に行っているリスクコントロール措置の一つとしている。また、中国銀聯(ユニオンペイ)カードをカジノでの支払いに直接使用することは出来ないと、明確にしている。

ウィンとMGM、ギャラクシーは8%近い下落

マカオでポンテ16カジノを運営する実徳環球(0487)によると、中国銀聯(ユニオンペイ)カードでの1日の利用額には制限が有り、中国銀聯(ユニオンペイ)カード保有者は、カジノの主要な顧客層ではないとしている。VIPカジノを利用するハイエンドのカジノ顧客の多くは、カジノの仲介人であるジャンケットを通して、資金を調達している。中国銀聯(ユニオンペイ)が違法なカード取引に対する締付けを強めたことは、長期的に良いことであり、透明度を高めることが出来るとしている。

多くの悪材料があり、マカオカジノ株は不調となり、永利澳門(1128 ウィン)、美高梅中国(2282 MGM)は8%を超える下落となった。銀河娯楽(0027 ギャラクシー)は7.6%の下げとなり、55.4香港ドルとなった。また、取引高は34.83億香港ドルとなり、一番取引高が大きい銘柄となった。この他、新濠博亜(6883 メルコクラウン)、澳門博彩(0880)はそれぞれ6.9%と6.6%の下落となった。

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