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ワールドカップまであと僅か ラテンアメリカ投資もキックオフ

米国連邦準備理事会(FRB)が昨年末に量的緩和縮小を予告し、大量資金が新興市場から流出することとなった。しかし、アメリカが利上げに踏み切っても、それは徐々に実施されるだけであると思われ、新興市場に対する影響は限定的であると思われる。新興国市場の成長が継続しているという基本要素は変わっておらず、株式評価額は低く、最近は資金が再び新興国市場にやって来るという動きとなっている。その中で、ラテンアメリカファンドはブラジルワールドカップのメリットを更に受ける期待ができる。

この数ヶ月は資金が新興国市場に戻り始め、過去3ヶ月のMSCI新興国市場指数は7.4%上昇した。一方、欧米市場は上昇が減速し、過去3ヶ月のMSCIヨーロッパ指数は僅か2.97%上昇、MSCIアメリカ指数は3.15%の上昇であり、MSCI世界指数も3.15%の上昇だった。マーケットでは新興市場に戻ろうという声も少なくなく、現在は新興市場を見捨てること無く、新興市場全体ではまだチャンスがあると見ている。

アメリカが利上げでも影響は限定的

国際通貨基金(IMF)は2014年の経済成長は、世界全体で3.6%、アメリカは2.8%、ユーロ圏は1.2%、新興国市場は4.8%と予測している。これは、発展途上国の今年の経済成長は先進国と比較して速いものであり、発展途上国にまだ投資機会があることを意味している。しかし、現在のマーケットは依然と圧力を受けている。その主要な要因は、米国連邦準備理事会(FRB)による量的緩和縮小、利上げ、米ドル高であり、新興国市場の資産価格に打撃を与えると思われる。

米国連邦準備理事会(FRB)がもし来年に利上げを開始するなら、回復しはじめたアメリカ経済に影響を与えないように、徐々に進めると思われる。発展途上国の経済は高い成長を見せており、その資産価格も一定のサポートを得ている。故にアメリカが利上げに入っても、新興国市場の資産に対する影響はマーケットの予測よりも低いと思われる。一方、ヨーロッパ経済はウクライナ情勢の影響を中期的にまだ受けると思われる。

株式評価額については、ここ数年はマーケットにて欧米経済の回復を期待し、両地の株式市場、特にアメリカ市場が既に少なからず上昇している。MSCIアメリカ指数が過去2年で40.16%上昇、MSCIヨーロッパ指数も33.79%上昇、MSCI世界指数も36.42%上昇しており、3指数の予測株価収益率は16倍、15倍、16倍とマーケットの期待を十分に反映したものとなっている。

豊富な資源 超過した売りのマーケット

まだ良好なファンダメンタルの新興国市場であるが、過去2年のMSCI新興国市場指数は僅か4.61%の上昇だけで、予測株価収益率(PER)は僅か11倍となっている。先進国に比べて、ディスカウントされた状態であり、多くの新興国市場では売られ過ぎの状態にある。これは新興国市場に対する投資家の不安が既に最高点に達したことを意味しており、新興国市場が更に下落する余地は限定的であると考えられる。株式配当の面で比較すると、MSCI新興国市場指数の2014年予測配当利回りは2.8%、MSCIアメリカ市場指数では2.1%となっている。

留意する点は、欧米等の先進国の経済回復は間接的に新興国の製品輸出にとって好材料である。また、途上国、先進国ともにインフラ投資による原材料に対する需要の上昇があり、天然資源が豊富なラテンアメリカは回復上昇する期待がもてる。ブラジルの鉄、チリやペルーの銅やプラチナといったように、世界で最大の産出地となっている天然資源もある。また、ブラジルは今年ワールドカップを行うこともあり、ラテンアメリカ全体の経済成長が期待出来る。

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