香港での銀行総合口座開設 本末顛倒に気をつけて - 香港カラフルFP

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香港での銀行総合口座開設 本末顛倒に気をつけて

香港の銀行口座が段々と多様化し、預金口座を開設する際には、優秀理財やエリート理財、豊作理財といった多くの口座名称を目にし、どれがどれかと、混乱することになる。近年はインフレが続き、銀行口座開設する前に、銀行口座開設の目的をはっきりさせ、その需要に合致した手数料が低い銀行口座を選択し、手数料だけを取られることはないようにしましょう。

銀行口座は、伝統的にある香港ドル普通預金、外貨普通預金、小切手用当座預金の他に、総合口座、モルゲージ預金口座、高利息の給料受取口座もある。近年は総合口座が段々と受け入れられるようになっており、その総合口座は香港ドル普通預金口座、当座口座、外貨預金口座、投資口座が一つになったものである。多様化されたサービスを提供し、顧客が全ての口座を集中して管理できるようになっている。

総合口座を開設するもう一つの魅力は、トラベラーズチェック購入手数料といった銀行の一部サービス費を免除できることや、預金に対する優遇レート適用などといった優遇サービスを受けることが出来ることがある。例えば、恒生銀行(0011 ハンセン銀行)を例にとると、恒生銀行の総合口座である優進理財口座(Preferred口座)を持つと、外貨売買手数料の免除、ギフトバウチャー手数料の半額免除、貸し金庫の初年度利用料の免除などがある。また、DBS銀行が提供するDBS AccountのDBS Accountでは、インターネットバンキングでの香港の他銀行への送金の手数料免除といったものもある。

サービス優遇が多いと、自然と手数料も多く

しかし、数ある銀行口座のの種類の中で、総合口座は提供するサービスや手数料が多いが、関連する手数料項目も自然と多くなる。また、最低取引残高の要求もあり、多くの銀行の総合口座では、口座開設時の預入金額要求が、最低取引残高の金額よりも低くなっている。もし、口座の資産総額が最低取引残高よりも低い場合、毎月手数料を支払わなくてはいけなくなるので、注意が必要となる。

香港上海銀行(HSBC)が提供する総合口座の一つ「パーソナル・インテグレーテッド・アカウント」を例にとってみると、過去3ヶ月の取引残高が10,000香港ドル(約14万円)以上になっていると月額利用手数料60香港ドルが免除となる。同様に、「アドバンス」の場合では、200,000香港ドル(約280万円)未満だと月額利用手数料120香港ドルが徴収され、「プレミア」の場合、1,000,000香港ドル(約1,400万円)未満だと月額利用手数料380香港ドルが徴収される。

口座開設のハードルは低いが、資産要求有り

口座開設を行う前に、預金口座への貯蓄以外にどのようなサービスを必要とするかを明確にする必要がある。もし、それまで銀行サービスの必要がなければ、関連優遇サービスにこだわる必要はない。この他、資産残高が一旦、最低要求額を満たさない場合には、月々のサービス手数料を支払うこととなり、獲得した利息収入や優遇サービス分と相殺することになりかねない。

更に重要なことは、銀行がいつでも最低資産残高のハードルを高くすることが出来ることだ。投資サービス手数料を免除してもらえるのは魅力があるが、優遇はあくまでも優遇であり、その関連する投資が投資家自身にあったものであるかどうかが更に重要なポイントであり、本末顛倒となってはいけない。

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