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中国人民元が下落 ホットマネーが退避か?

中国の中央銀行である中国人民銀行が発表したデータによると、人民元の対米ドルレートの下落が続いている。4月度の人民銀行と金融機関による外国為替資金残高に大きな変化が現れている。人民元が対米ドルで段階的に値を下げ、ホットマネーの一部が既に中国を脱していることを反映している。

4月度の貿易黒字と海外直接投資(FDI)を除くと、中国から流出したホットマネーは約500億人民元となった。管理当局が為替レート改革を行い、裁定取引コストを増加させ、人民元は一方的な上昇相場が一定の目標に達したのではないかと思われる。

外国為替資金残高の増加が1000億を下回る

中国人民銀行が公表した通貨当局のバランスシートは、今年4月末の外国為替資金残高は約27.3兆人民元であり、3月末の27.2兆人民元から845.89億人民元増加した。10ヶ月連続の増加ではあるが、増加幅が3月の1741.26億人民元から明らかに落ち込んでいる。外国為替資金残高の新規増加は昨年8月以来、初めて1000億人民元の水準を切るまで落ち込んでいる。中国人民銀行が先だって公表した金融機関の信用貸付収支表において、4月の金融機関による外国為替資金残高の新規増加額は1169.21億人民元となっており、3月の1982.97億人民元よりも大きく縮小しており、中国人民銀行のペースと合致したものとなっている。

これまでの経験からすると、人民元の為替レートの変化、ホットマネーの動向と対外貿易の行方に観察する必要がある。また、中国人民銀行が保有する外貨資産、外国為替資金残高の変化にも注意が必要である。中国人民銀行と金融機関の外国為替資金残高が近くなり、人民元為替レートの上昇ペースが緩み、やがて下げとなる状況となることをデータが示している。

4月の中国人民銀行と金融機関の外国為替資金残高は同等であり、上述から判断すると、今週初めに人民元と米ドルの為替レート中値が6.1710元となり、段階的な最低値を付けた。この4月全体で、人民元と米ドルの中値は0.1%近く下落、現在までで0.66%下げている。年初来から見ると、1.18%下げている。

人民元は段階的に対米ドルで値を下げており、一部企業は外貨決済を後倒しするところも出て来ている。これは外国為替資金残高の新規増加の急下落のもう一つの原因となっている。中国外貨管理局が発表のデータでは、4月の銀行による顧客の為替による経常収入は489億人民元であり、3月は2465億人民元であった。ここから、企業が主動的に外貨決済を遅らせ、外国為替資金残高を急落さえている原因であることが分かる。

今年3月17日からインターバンク市場で、人民元と米ドルの為替レートは、変動が1%から2%へど拡大した。これにより、人民元の為替レートにおいて、市場が更にコントロールするようになり、人民元の為替レートが双方向への変動が大きくなる。

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