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汚染排出削減の夢はまだ成就せず 風力発電銘柄は取引続く

エネルギー節約・排出減少は「十二・五」と呼ばれる、中華人民共和国国民経済と社会発展 第十二次五ヶ年計画要綱 にて重点項目の一つとなっており、中国の役人も幾度も中国国内のスモッグ問題を解決する必要があると強調しており、市場では中国が2015年末前に排出削減目標を達成すると望んでおり、今年は更に風力発電といった新エネルギーが占める比率を高め、風力発電銘柄である龍源電力(0916)や華能新能源(0958)の利益成長に好材料と見られる。

大気の品質改善を含む「美しい中国」を建設するという目標の中で、近年になって中国国内で広範囲に幾度も出現するスモッグが出現し、中国の大気汚染の問題は既に目前に迫っていることを反映し、国務院総理である李克強はスモッグ問題に挑むことを表明していた。市場の予想では、まもなく大気を浄化する措置が採られ、その措置の中に、風力発電といったクリーンな新エネルギーが含まれ、汚染物質の排出量が大きい火力発電に徐々に代わっていくと見られている。

新エネルギーの迅速な発展を期待

石炭火力は中国国内における主力な電力源となっており、昨年の石炭火力発電が中国の発電量の74%を占めていた。石炭火力発電所が発生させる汚染は、中国のばい塵排出の70%、窒素酸化物排出の67%、二酸化硫黄排出の85%、二酸化炭素排出の80%を占めている。中国政府は、中短期的には、石炭火力発電所に対し、汚染排出削減する環境保護設備を増設し、長期的には徐々にクリーンエネルギーの比重を高めることを要求している。

中国国内で風力発電設備が建設されるに従い、昨年は風力発電の発電容量が24.5%増加、昨年末で既に7548万キロワットとなり、世界一となった。同時に風量発電量も36.35%増加し、1401億キロワット時となった。留意すべきは、昨年の風力発電量は中国の発電量の2.6%しか占めておらず、今後の伸びの余地が広大であるという点にある。中国国内の風力発電設備の利用率は低いという問題については、昨年顕著な改善が見られ、6000キロワット以上の風力発電設備は利用時間が大きく上昇し、1.51倍の2080時間となった。

龍源電力は直接的な恩恵を受ける望みあり

龍源電力(0916)や華能新能源(0958)といった一定規模を備えた風力発電株は、中国国内の風力発電使用率の上昇により、直接的な恩恵を受けるだろう。龍源電力は昨年純利益が21%後退し、20.49億人民元となったが、同期の収入は10.6%増の191.23億人民元となった。その内、風力発電の売上とその他の収入は28.7%増の102.72億人民元となった。今年第1四半期の営業額は0.9%減の43.77億人民元だったが、純利益は15.1%増の7.19億人民元となった。今年の当初5ヶ月における龍源電力の累計総発電量は前年比で2.66%増となり、その内、風力発電による発電量は7.96%増加した。ドイツ銀行は「買い」の評価をしており、目標株価を10.7香港ドルとしている。

一方、華能新能源(0958)においては、昨年、風力発電量が32.6%増加、1114.2億兆ワット時となり、太陽エネルギー発電量は1198.4兆ワット時だった。同社グループ下の風力発電場では加重平均利用時間が14.4%上昇した。昨年の収入は44%増、57.98億人民元となり、純利益は59.1%増で8.88億人民元だった。市場では、電力料金引下げの華能新能源の利益に対する影響を憂慮しており、株価が圧力を受けている。同社の発電量と電力利用率が持続して上昇すると予想されており、2014年から2016年の収益の年平均成長率が30%に達すると見られており、「買い」評価となっており、目標株価は3.4香港ドルとなっている。

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