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中国国内市場を争い、香港飲食銘柄は突出

比較的業績が落ち込んでいる飲食レストラン銘柄は、多くのプライベートファンドが近年次々と中華系飲食レストラングループを買収し、中国の飲食レストラン市場を虎視眈々と狙っている。2兆人民元を超える中国国内の飲食レストラン市場を目の前に、香港の飲食レストラン銘柄はどのようにこの大潮流に乗っていけるのでしょうか?

先週は多くの飲食レストラン株式銘柄が通期業績発表を行い、その業績は市場をがっかりさせた。なかでも、中国国内事業のまずまずで、大快活集団(0052)は赤字となり、中国人に比較的好まれている香港の茶餐廳レストランブランドである翠華(1314)ですら、昨年下半期は利益は増加したが、その伸びは緩やかなものだった。

昨年に北京中央政府が反腐敗運動を大規模に行い、小南国(3666)、唐宮(1181)といった中国国内で高級レストランを営む企業は真っ先に打撃を受けた。香港レストラン企業もまた中国国内市場において壁にぶつかった。しかし、価値が無い企業には現れないプライベートファンドが数多く流れに逆らって現れ、次々と中華系チェーンレストラングループを買収している。早くはLVMHグループのプライベートファンドであるL Capital Asiaが1億米ドルで「翡翠拉麺小龍包 Crystal Jade」を運営するシンガポールの翡翠レストラングループの株式90%を買収した。この他、株式公開を2度計画し挫折している俏江南は4月度に正式にヨーロッパのプライベートファンドであるCVCキャピタル・パートナーズに招致され、3億米ドルでその株式69%を買収された。

近年のCVCは飲食レストラン事業に夢中のようで、俏江南を買収する前は中国国内の大娘水餃に投資、4億ユーロでキャンベルスープからヨーロッパの事業を買収し、飲食業が難しいという市場が認識する伝統的な思想から明らかに乖離している。

中国国内の飲食レストラン市場は底打ち

中国の飲食レストラン業は宝の山であり、昨年の全国のレストラン収入は2.54兆人民元に達し、9%成長を遂げているが、中央政府の反腐敗運動によりハイエンドのレストランでの消費が打撃を受け、ここ20年で最低の成長となっている。しかし、中国レストラン業協会のデータによると、今年当初4ヶ月の国内レストラン消費は劣勢から反転し、関連収入が8482億人民元に達し、10%増加、その成長ペースは昨年同期比で1.7%伸びており、4月度は更に10.7%に達し、中国国内レストラン市場が短期で底打ちしていることを表している。

時価総額が1千億米ドルを超えているマクドナルドやスターバックス、ヤム・ブランズグループといった世界で最大の上場チェーンレストラングループの大部分はアメリカ資本企業に属している。中国の2兆人民元を超える膨大な飲食レストラン消費を前にして、プライベートファンドが中華レストランを軸にした多国籍レストランチェーングループを形成しようとする狙いは想像に容易い。

しかし、香港企業が中国国内レストラン市場に進出しているが、明らかに有利なポジションにあることを活用出来ていない。その背後にある原因はCVCが俏江南の持分を取得した後にどのように変わったかを見ることにする。俏江南は以前は高級四川料理レストランを展開していたが、食べ放題メニューを展開し、一人当たり売上げが199から599人民元となっている。

CVCグループによると、俏江南は今後、2級都市、3級都市に展開していき、大娘水餃の中国国内でのファーストフード事業も好調とみている。これから分かるのは、プライベートファンドが見ているのは、中国国内の中産階級と一般向けレストラン市場の潜在力だ。

フォーブスの予想によると、今年の中国の中産階級は1400万人を超え、昨年より17%増加する。中産階級が急速に増加する中、ブランド効果と標準化された管理体制を有するレストラングループが突出する望みがある。翠華は中国国内で積極的に出店を行い、純利益も力強く増加、明らかに同業他社よりも優れており、香港レストラン株式銘柄の中で比較して良い選択肢と言える。

翠華の3月末までの通期収益は35.9%増加し14.74億香港ドルとなった。その中で中国国内事業は74.3%増加し、3.55億香港ドルとなり、前年度の19%から24%に増加すると見られる。純利益は20.4%増加、1.56億香港ドルとなった。しかし、新規開店に伴う初期投資の増加やセントラル・キッチンの巨額の減価償却などの影響により、利益率は短期的に圧力を受けるだろう。昨年の香港と中国国内における新規出店は、3店と6店であり、今後、売上げの伸びに貢献するであろう。予測株価収益率(PER)が大幅に下落し、18倍前後になれば、株価評価は合理的な水準に戻り、投資を行うのに適した時期であることを妨げる点がなくなる。

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