生産量増加と優遇政策で電気自動車関連株が再び熱い! - 香港カラフルFP

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生産量増加と優遇政策で電気自動車関連株が再び熱い!

今年5月の全国新エネルギー自動車生産量が昨年に同期に比べ倍となり、その中でも電動自動車は1.8倍と急増した。この産業に対しては多くの優遇政策も出ており、新エネルギー関連銘柄は再び市場の注目を集めている。上半期に利益警告を発したBYD(1211)は販売量も持ち直し、業績も大して悪くはありません。華晨中国汽車(1114)は伝統的な自動車と電動自動車両方の成長エンジンを有しており、中長期的に楽観視できる。

中国国内における電気自動車設備の不足や技術的なボトルネックなどの原因により、この数年において電気自動車業界の発展は停滞し、前進していなかった。昨年になり中央政府が援助制度を再度打ち出し、アメリカのテスラ(Tesla)が中国市場への進出し、中国国内の新エネルギー自動車産業はようやく上昇を始める。

最近になり、電動自動車の周辺で良いニュースが続いて出されており、ドイツ・メルケル首相が今週中国を訪問し、市場では電動自動車が今回の中国・ドイツの経済協力の主要議題の一つと見られている。この他、中国国内で電気自動車市場を政策に取り入れるという話があがっており、早くて今年中に具体化、工信部も各地方政府の新エネルギー目録を取消し、地方の保護を取り除いて、速く業界の発展をさせる計画とのことだ。

BYDの販売量は増大

テスラが投資家に向かって公表するところによると、6月度のモデルSの全世界の販売量は前月比64%増加で3860台となり、第2四半期の販売量は7850台に達し、その中で中国は1200台を占めた。テスラの株価収益率は200倍を超過、2015年の株価収益率は79倍と予測している。しかし、高い株価収益率(PER)は株価が上昇していくことという訳ではなく、投資家がその企業と業界の展望が極めて良いと考えていることを反映している。市場において中国でテスラに挑戦出来る地位にあると考えられているのがBYD(1211)であり、もともとの評価は驚く程高く、来年、再来年の株価収益率は73倍と49倍となっている。

BYDが先月中国国内のメディアに公表した内容によると、今年5ヶ月における新エネルギー自動車の販売量は10倍近く増加した。BYDの充電式ハイブリッド車「秦」とテスラの電気自動車ModelSの需要は持続して高まっており、充電設備が不足している問題については、政府が設置に力を入れ始めており、徐々に問題解決していくであろう。

BYDが先だって発した利益警告は、上半期の純利益が最多で18%減少するかもしれないというものだった。しかし、注目すべきは第1四半期の純利益が大幅に縮小し1197万人民元になっていたことで、その原因は従来の自動車販売が顕著に落ち込んだことにある。そのような悪い状況下で中期の純利益は18%減少、3.5億人民元となり、これは次の四半期業績が明らかに改善するということを表している。その中で新エネルギー自動車の貢献はなくてはならず、強く伸びており、その高い数値をサポートするものとなっている。

BYDは5月に一株35香港ドルで割当増資を行い約42億香港ドルの資金調達を行い、電池生産能力を拡大する為に用いられる。一方、テスラも電池工場を建設する計画をしており、電池技術の開放も宣言しており、日産やBMWといった大型自動車メーカーとの協力といった話が出て来ている。BYDとテスラが採用する電池技術は異なるものの、今後の電池技術は二社の力比べとなると思われる。

新エネルギー自動車が人気を集める一方、既存の自動車企業も分け前にあずかっている。華晨中国汽車(1114)の下にある合弁企業である華晨寳馬の自社ブランド「之諾」(ZINORO)は北京市の新エネルギー車モデルリストに入り、華晨寳馬の中長期の利益増加に貢献すると予想されている。BMWは既に華晨との合弁期間を2028年まで延長することを確認しており、今後、華晨はBMWとの提携により、その新エネルギー車の技術力を高めることが出来る。この他、華晨の従来の自動車の販売も増加し、好調で、6月のBMWの販売量は35%増加、通期で28万台と見られている。加えて、この1、2年でBMWの新型電気自動車iシリーズを生産開始し、二桁成長のエンジンとなると見られ、華晨は今年、来年の利益予測は約14%と見られており、目標株価は14香港ドルから16香港ドルに引上げられた。

吉利汽車(0175 GEELY)も新エネルギー車を開発しているが、目下のところ、その貢献度は低く、従来の自動車の販売も好調とは言えず、今年に入って4ヶ月のの売上は通期目標である58万台の22%にしかなっておらず、短期的に3.2香港ドルを突破する必要があり、それを達成して、明確な反発の展開がようやく見えてくるだろう。

電池株は全体的に上昇

新エネルギー自動車関連銘柄が熱い中、電気自動車に電池部品を提供する企業の株価も全体的に上昇している。中国動力(0476)は最近クロアチアの電気自動車会社Rimacと提携し、中国動力はRimacが開発の電気自動車Concept One用の電池を製造した。直近のニュースでは、中国動力はPCCW(0008)主席である李澤楷との提携でRimacを買収するかもしれず、第2のテスラとなりえる。しかし、中国動力の経営陣は李澤楷が株主となっているという話は聞いていないと表明している。注視すべき点は、Concept Oneが僅か8台しか製造されておらず、中国動力は3599万香港ドルの損失を出し続けており、電池事業がまだ企業に貢献していないことを表している。

近年の業績は凡庸

実際に、電池銘柄の近年の業績は非常に凡庸で、以前の名称が中棸電池であり、李嘉誠が株主である五龍電動車(0729)は最近電気自動車事業への進出を計画し、3月末までの通期で損失を9.06億香港ドルまで更に拡大した。天能動力(0819)、超威(0951)は昨年利益を出したが、落ち込んでいる。しかし、秦担能源(2188)や光宇国際(1043)といった充電装置設備を製造する企業は、政府が大きく関連設備の整備に力を入れている恩恵を受け、株価が明らかに好調となっている。

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