「滬港通」が10月に開始。ハンセン指数は三年来高値、証券株は高騰。 - 香港カラフルFP

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「滬港通」が10月に開始。ハンセン指数は三年来高値、証券株は高騰。

上海・香港間で互いの上場株式に対する直接投資を相互に認める制度「滬港通」(上海・香港ストックコネクト)は北京中央政府の掛け声で始まり、10月の開始は遅れることが出来ない。中国国内メディアの報道によると、「滬港通」は10月13日に開始が予定されている。関連報道を受け、中国、香港株式市場は5日連続の上昇相場となり、上海総合指数(SSEC)は今年の最高値となり、終値2177ポイントとなった。香港株式市場も200ポイントを超える上昇を見せ、高値で24501ポイントをつけ、3年8ヶ月来の最高値となった。「滬港通」開始日が報道されたことで、証券会社銘柄株式はおしなべて押し上げられ、株価は7%から20%急騰した。

早急な開始を行う為に上海と香港の両証券取引所は今回いつもにない程効率的な協力を行い、8月末に予行演習を必ず行うと予定している。9月に大規模な演習を行い、双方のシステムと売買フローのテストを行う。多くの金融機関はこの動きを急すぎると見ており、システムもまだ統合されていないことも心配され、また、管理監督制度が両地で非対称であることも注視されている。しかし、中国・香港ともに枝葉末節な事柄が大局を妨げることは望んでおらず、必要なければ、10月の開始を遅らせたくはない。管理監督制度、税務的なルール整備、投資家保護や教育といった詳細については、開始後にゆっくりと改善されるのを待つことも出来る。10月にまず開始することにあまり大きな問題はないであろう。

香港証券取引所(0388)は170香港ドルに近づく

滬港通が開始されるニュースの刺激を受け、マーケットは33ポイント高く開始した後、更に上昇の勢いを増し、最大で285ポイント上げ、高値24501ポイントをつけた。午後も高値を維持し、終値24428ポイントとなり、212ポイントの上昇となった。香港株式市場は5日連続の上昇相場となり、累計で1000ポイントを超える伸びとなっている。

証券株も勢いを得ており、第一上海(0227)は20%上昇し、終値1.31香港ドルとなった。申銀萬国(0218)も大きく17%、華富国際(952)も14%上昇した。この他、滬港通の開始スケジュールが出て来たことを受け、香港証券取引所(0388)は昨日高値169.6香港ドルに達し、終値は169香港ドル、3.4%の上昇、三年来の高値となった。

この他、先週金曜日に中国国家物資儲備局が信用縮小により困難にある国内の生産企業を援助する為に、3000トンの酸化モリブデンを20年来初めて買い入れた。これが非鉄金属株式銘柄を上昇させ、湖南有色金属(2626)は12%、五礦資源(1208)、中国絽業(2600)ともに4%を超える伸びとなった。

滬港通による上海・香港証券取引所の相互乗入れの開始時期が出て来たことにより、A株にとっては好材料となった。加えて、恒生ハンセン指数が低く評価されており、資金流入が続く下でA株ETFが上昇、マーケットが滬港通の開始を望んでいることを示した。また、上海総合指数(SSEC)も近いうちに2200ポイントを試すと見られている。

香港株式においては、マーケットは高値更新をまだまだ望んでいるが、今週は先に調整が入ると思われる。今週は米国連邦準備銀行(FRB)の金利決定があり、中国の第2四半期GDPデータ公表、先物決算日といった要素があり、今週は24000ポイントの水準を維持し、来週に25000ポイント越えを試すと考えられる。

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