韓国事業の赤字止まらず スタンダードチャータードは税前利益を20%減らす - 香港カラフルFP

Home »  マーケット・ニュース »  韓国事業の赤字止まらず スタンダードチャータードは税前利益を20%減らす

韓国事業の赤字止まらず スタンダードチャータードは税前利益を20%減らす

スタンダードチャータード・グループ(2888)は金融マーケット事業の業績が良くなく、韓国事業における不振などの多くのマイナス要因の影響で、今年上半期の税前利益を大きく20%落とし、32.68億米ドルとなり、純利益は8%上昇、23.1億米ドルとなり、市場予想に合ったものだった。

スタンダードチャータード経営陣によると、通期利益は後退する予想をしているが、下半期の業績は昨年同期よりも優れ、配当も継続する。市場では既にスタンダードチャータードの税前利益が大きく減益となるニュースを消化しており、業績発表後にはロンドン株式市場において早場で僅かに株価が上昇、その後下落し、最安値で約155.1香港ドルとなった。その後、156.8香港ドルとなっており、香港市場終値160.4香港ドルに比べ2.2%安だった。

スタンダードチャータード上半期の収入と利益が持続して圧力を受けており、営業収入が5%減少、税前利益は大きく下落した。収入と利益がいつ回復成長するか予測するのは難しいが、下半期の利益は昨年同期よりも増加し、再び利益増加の基調に戻ることをスタンダードチャータード経営陣は強調した。

中国・青島港の不正融資問題で準備金を積み増し

上半期の金融マーケット事業収入が20%減少したその原因は監督官庁の要求が変更されたことが主で、低利息や市場の変動による影響は小さい。同時に韓国で1.27億米ドルの損失を計上、また中国・青島港の不正融資問題と金融危機前に行った戦略投資の消却により、今期の引当金を増加したため、税前利益を引き下げることとなった。

実際に、韓国事業はスタンダードチャータードの負担となり、既に数年経過している。経営陣によると、韓国市場は十分に難しい市場であり、状況改善には時間を要するものであり、グループとして、積極的な措置をとっていく。これには無抵当貸出の縮小、上半期に既に行った600名の人員削減、47支店の閉鎖などを含んでいる。但し、韓国のオフショア事業はかなり魅力的なものであり、もう一つの人民元清算センターとして発展出来、韓国市場を持続して発展させると考える。

スタンダードチャータードは今年始めに大きな組織再編を行い、全世界エリアの業務を8地区に分け、8地区に再編後の業績を公表した。その結果は各エリアとも後退している状況で、利益貢献が一番大きい大中華圏では、上半期の税前利益が前年比で6%下落し、11.52億米ドルとなった。その中で香港地区の税前利益は更に悪く16%低下、8.68億米ドルとなった。その主要原因は中国・青島港の不正融資問題であり、貸出損失が1.3倍も大きく増加した。

この他、スタンダードチャータードはマネーロンダリング管理と取引システム故障の問題で訴訟となり、今回、賠償金が最大で3.4億米ドルになるという報道もされている。

香港カラフルFP
さあ、自分年金をはじめよう!
今日から始める海外投資講座