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評価で比較すると インドがインドネシアに勝る

中国のA株市場が7月に大きく転換し、多くの投資家の注意を引き戻すことが出来た。しかし、年初から今日までアジア主要株式市場の中では、インドとインドネシアが最もスポットライトを浴びている。インドとインドネシアは共に選挙と改革という共通の争点があり、評価などのファンダメンタル面を見ていくと、インドがインドネシアより魅力的と言える。

前政権の政策とその執行効率などの要因による影響を受けて、インド経済の成長は過去3、4年は減速となり、多くの重要なインフラプロジェクトの審査も遅くなり、未完成のプロジェクト数やその金額は、5年前に比べて明らかに上昇し、インド経済にとって大きな重しとなった。

しかし、インド経済が安定した後、既に構造的な上昇サイクルに入り、青年人口の比率が絶えず増加する人口ボーナスもあり、経済発展にとって有利な条件が揃って来ている。世界経済が緩やかに回復し、ちょうどこの5月に出て来たインド新政府の陣容も改革を押し進めており、インフレ抑制の他に、長らく延長されていた重要インフラプロジェクトの再始動を行い、インド経済の見通しはマーケットより好ましく受取られている。

インド企業の利益成長が加速

インドの2013年3月末までの財政年度における経済成長はわずか4.5%で、10年来の最低水準だった。ちょうど終わった2013年から2014年までの財政年度の成長は、わずかに増加し4.7%になると予想され、次期、次々期の財政年度における成長は5.4%、6.4%にまで加速すると見られている。

この他、ブラックロックがアジアの顧客に対して行った調査によると、投資家はインド株式市場の今後に対して、自信をもっており、多くの投資家が今年一番良いマーケットがインド、次点が中国として、インドネシアを第3に挙げている。投資家の半分は、三ヶ月前に比べて、マーケットへの投資に楽観的としており、下半期に日本以外のアジア株式の持分を増やす投資家が62%に達した。

インド株式は上半期の急騰を経た後、その評価が長期平均と同水準にあり、その評価はまだ魅力的であると言える。新興市場は世界株式市場の株主資本利益率 に対するプレミアムが数年来の低い数値となっている。インド企業の今度3年の利益は、毎年平均で15%から16%に戻り、上昇すると予想される。

インドネシア株式市場の好材料は既に反映済み

インドネシアにおいては、先月の選挙に対して、市場では良い反応を示し、株式市場は更に上昇、MSCIインドネシア指数は今年年初から7ヶ月で累計29.41%の伸びを見せ、同期間のMSCIインド指数の21.8%の上昇幅を上回った。

インドネシアの選挙の不透明要素が消え去れば、現地の経済活動も短期的に上昇回復することは否定できない。市場では好材料に捉えた選挙を、既に織り込んでおり、インドネシアの株式・債券は既に約120億米ドルの外資が流入した。もし、アメリカが今後利上げになれば、逆の事態になることが予想される。加えて、インドネシアの緊縮金融政策が持続されるのであれば、短期の経済成長に影響し、インドネシアへの投資はニュートラルのポジションにしておきたい。

長期的にみれば、インドネシア新政府が改革に成功すれば、経済の潜在成長の勢いが上昇し、投資リターンの助けとなり、インフラ業がその恩恵を受けるであろう。

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