一般向けカジノの伸びが良く マカオカジノ銘柄はまだ負けではない - 香港カラフルFP

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一般向けカジノの伸びが良く マカオカジノ銘柄はまだ負けではない

中国国内の経済成長が減速し、反腐敗キャンペーンが行われ、マカオのVIPルームカジノ事業に対して打撃を与え、7月のカジノ収入の伸びは緩やかなものとなり、マーケットの憂慮を誘った。しかし、MGM中国(2282)や銀河娯楽(0027 ギャラクシー)などは上半期の一般向けカジノ収入の伸びが強く、カジノ事業の今後は必ずしも悲観すべきものではないことを示した。この数ヶ月大幅な調整に入っているマカオカジノ株ではあるが、盛り返しの望みはあると見える。

7月度のマカオカジノ業の収入は前年比で3.6%減となったが、前月比で4.4%増となり、284.15億マカオパタカに達した。中国国内経済の成長が減速し、反腐敗キャンペーンが持続する外に、昨年の数値が低くない、というのが、7月カジノ収入が下落したもう一つの原因でもある。また、この下落はワールドカップ期間中という影響も有り、マカオカジノ業の収入は、下半期に回復することが見込まれる。

マカオへの旅客数は着実に増加

金額だけを見るのであれば、過去7ヶ月のマカオカジノの月平均の収入は260億マカオパタカを超えており、マカオカジノビジネスの収入が高水準にあることを示している。この外、今年の当初7ヶ月のマカオカジノ業の収入も、10%増の2215.01億マカオパタカとなっている。今年6月のマカオを訪れた旅客数は5%増加の243.2万人となり、上半期累計では8%増の1528.38万人であり、旅客数も着実に増加していることを表している。

しかし、マカオの7月度の一般向けカジノ収入の伸びはマーケット予想を下回り、マーケットの憂慮を引き起こした。しかし、7月のカジノ収入の減速が特殊要因によるものであることから、2015年から2017年にかけての一般向けカジノの収入は、市場が期待する22%から25%には必ずしも達しないものの、まだ17%から18%ほどに伸びることが期待される。また、中国国内の中産階級層の収入が伸び、コタイ地区におけるホテル部屋数が増加、インフラの改善といった好材料に変更が無ければ、短期的にマカオカジノ銘柄への投資マインドを左右すると思われる。

マカオの一般向けカジノ収入の減速は一時的なものであり、8月当初の収入は7月分に比べ安定したものである。しかし、人件費コストの上昇もあり、2015年の一般向けカジノ収入の成長予測は25%ほどから、16%程に下方修正して見ておく方が良いと思われる。

カジノ要素が薄れることが懸念事項に。

留意すべき点として、中国国内からきた旅行客のマカオにおける滞在に数が短縮されたこと、マカオ政府がその経済を過度にカジノ産業に集中しないように、経済構造を調整しようとしていることが挙げられる。マカオ経済財政長官が公表した最近の予想では、今年のカジノの通期収入が一桁成長となると見られている。また、マカオ政府がカジノテーブルの新増設申請の審査において、まずカジノ要素以外の投資を考慮しており、これらがマカオカジノ産業にとって不透明要因となっている。

一部のマカオカジノ銘柄は影響を受けており、永利澳門(1128 ウィンマカオ)は第2四半期に純利益が13.7%後退し、1.96億米ドルとなったりしているが、全てのマカオカジノ銘柄が利益を落としているわけではなく、MGM中国(2282)は今年上半期に純利益が22.7%増の30.35億香港ドルとし、一般向けカジノ事業の収益が更に42.7%増加している。MGMの中期業績は予想と合ったものとなっており、業務ポートフォリオの改善が全体の利益率を引き上げる助けとなった。また、2016年に運営開始するコタイエリアでのプロジェクトが成長をもたらすと考えられ、現在の株価は高くはないと思え、また、4%の配当利回りを維持しているおり、目標株価が37.8香港ドルとなっている。

銀河娯楽(0027 ギャラクシー)の中間純利益は59.71億香港ドルで、29%増となり、予想よりも良いものであり、特別配当0.45も出された。ギャラクシーの上半期のEBITDA(利払い・税金・償却前利益)は26%増の73億香港ドルで、収益と純利益ともに最高値を記録した。同期間の一般向けカジノ収益は28%増の99億香港ドル、VIPルームカジノの収益は前年比24%増の275億香港ドルだった。ギャラクシーは同業他社と異なり、一般向けカジノとVIPルーム事業を双方とも積極的に展開しており、短期的に利益を上げることとなると見られる。長期的には、来年上半期に開業するギャラクシーマカオ第2フェーズが利益をサポートするものになると見られ、目標株価が100香港ドルとなっている。

カンボジアも発展 金界(ナーガ)は好機待ち

マカオの外に、最近はカンボジアの旅客数も増え続け、現地のカジノ銘柄である金界(3918 ナーガ)の利益成長の潜在力も無視出来ない。金界グループ下のフラッグシップであるNaga Worldはカンボジア・プノンペン市で唯一のホテルとカジノを備える統合リゾートであり、2065年までの70年のライセンスを有し、2035年までプノンペン市の周囲200キロ範囲内におけるカジノ独占経営権も得ている。Naga Worldには700の客室を有するホテルや、今年6月末までで、169のカジノテーブルと1544台の電子カジノ機をカジノ内に備えている。

今年当初5ヶ月間のカンボジアの旅行者数は、前年比6%増で190万人となり、市場予想では下半期に成長が続くと見られている。旅行者数が増えるにつれ、金界の上半期の純利益は8%増の6760万米ドルとなり、収入は前年比26%増の1.91億米ドルとなった。カジノテーブルでベットされたチップは前年比22%増、VIPノンネゴチップの総額も20%増、粗利率は69%に達した。同社は既に7月にホテルの第3プロジェクトを完成させ、47台のVIPカジノテーブルを新たなに増設した。金界の上半期の収入の伸びは強く、純利益は人件費費用が前年比50%増だった影響を受けたが、目標株価8.1香港ドルの買いの評価を受けている。

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