10兆規模の金融緩和を欧州中央銀行が計画 - 香港カラフルFP

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10兆規模の金融緩和を欧州中央銀行が計画

ワイオミング州ジャクソンホールで行われた米連邦準備理事会(FRB)主催のシンポジウムで、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は追加策をいつでも行うことを示唆した。米連邦準備理事会のイエレン議長も拙速な利上げは行わないことを示した。しかし、アメリカ株式市場は先週金曜日に軟調となり、先物の決算を今週迎えることもあり、香港株式市場は踊り場に膠着状態に入ると見られている。

ドラギECB総裁が先週金曜日に次季の国内総生産(GDP)が停滞し、ユーロ圏の回復の歩みはまだ弱いものであるとしている。欧州中央銀行が用いるインフレ期待の主要指標では、8月分は既に2%の物価安定の基準点以下に下降し、投資家のインフレに対する期待が悪化している。ヨーロッパ中央銀行は金融緩和政策を更に長い期間維持し、経済を支える、と語った。また、更なる緩和政策を準備しており、必要な時には全ての採り得る政策を行い、欧州エリアの中期的な物価安定を保証するともしている。

イエレン議長はタカ派の言論をけん制

米連邦準備理事会イエレン議長は、まだ弱い労働市場を以下にバランスを取っていくのか、状況がいつまで続き、解消するのか、という点につき、FRBで現在研究しており、これがFRBがいつ金融緩和政策の収束を開始するかを決めることになるとした。また、FRBでは早急に利上げを行うことはないが、早期の利上げの可能性を排除するわけでもないとしている。

米預託証券ADRが軟調 香港市場は低調にスタートか?

ヨーロッパとアメリカが共に金融緩和のシグナルを出したにも関わらず、先週金曜日のアメリカ株式市場は連騰するには力が乏しく、S&P500指数は2000ポイントへ達することが出来ず、ダウ指数も辛うじて17000ポイントの水準を守ることが出来た。先週金曜日の恒生指数(ハンセン指数)終値は25000ポイント前後で安定していたが、欧州・米国の中央銀行幹部による発言によりが好材料となると見られる。決算週に入った香港株式市場では、短期的な焦点は政治要因に集中しているが、ハンセン指数は25000ポイントを保持し、反転上昇すると見られている。

ハンセン指数の先週金曜日の終値は25112ポイントで、週間で158ポイント上昇し、2週間連続の上昇であった。米国上場の香港株式の米国預託証券ADRはおしなべて下落した。HSBC(0005)ADRは香港市場終値より0.68%安、中国移動チャイナモバイル(0941)ADRは0.57%安だった。米国預託証券ADRで見た恒生指数(ハンセン指数)は24956ポイントとなり、156ポイント安で、今日のハンセン指数が150ポイント低くオープンするかもしれない。また、この他には、中国にて全国人民代表大会常務委員会が開催、香港の選挙改革が焦点となっており、その審議次第で香港株式市場を左右すると考えられる。

マーケットでは、アメリカにおいて来年の利上げが予想されており、ヨーロッパでは経済状態が弱く、量的緩和が予想される中、香港では全国人民代表大会常務委員会での審議によりセントラル占拠運動が行われるのかといった政治的要素が短期的に注目されている。加えて、今週木曜日が先物の決算日となっており、投資家は比較的慎重になると考えられ、恒生指数(ハンセン指数)は短期的には24700ポイントから25200ポイントを上下すると予想される。

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