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非伝統的資産を活用してリターン向上とリスク回避

現在の世界的な投資市場における収益が低くなってきているにも関わらず、その変動幅も大きくなって来ているという環境において、より多くの投資家が多角化投資を行うようになってきている。そのポートフォリオにおいて、優先株、証券化ローンといった非伝統的な収益資産を組み入れ、より良い利息とリターンを得て、同時に投資リスクを分散しようとしている。

周知のように、市場にはずっと勝ち組であり続けることが出来る投資資産は存在しません。長期的に安定しており、且つ、理想的なリターンを得るには、多角化した投資を行う必要があり、戦略的に資産を配置し、ポートフォリオの変動をコントロールすることが求められます。株式と債券による収益という伝統的な金融資産は投資ポートフォリオの主要な部分を占めますが、この他に、非伝統的資産も良い投資機会を与えてくれます。

まず、非伝統金融資産により投資家は異なる市場に踏み入ることが出来、更に多くの収益源を開拓することが出来る。これらの資産と伝統金融資産の相関関係は一般的に低く、イギリスの不動産を例にとると、世界株式と世界債券との相関関係は0.44と0.46で、リスク分散を強化することが出来るものである。

非伝統的資産と伝統資産のとの低い関連性
非伝統的資産 世界株式との関連性 世界債券との関連性
商品 0.59 0.20
イギリス不動産 0.44 0.46
アメリカ銀行ローン 0.41 0.09
商品 0.59 0.20
※ 5年間における関連性

伝統金融資産の市場では、大量の資金が数年流入した後に、関連資産との収益率が明らかに収斂するが、同時期に非伝統資産に流入する資金は相対的に少ない。

伝統的な金融資産と比べると、非伝統的な収益資産の現在の収益率とリターンの潜在力は比較して良いと言える。また、分散投資を行い、リスクを低減することも可能であり、リターン向上とリスク管理という両方の助けになる。

数ある非伝統的収益資産の中でも、優先株、仕組ローンやコール・オプションのショートといったものが、現時点では魅力的な投資機会を提供してくれています。

収益水準が高い優先株

優先株はアメリカにおいて非常にありふれた投資資産であり、通常は銀行や保険会社といった金融サービス関連企業が発行しています。この種の株式は普通株式よりも先に配当を得ることが出来、定期収入を得ることが出来、同時に株価上昇の潜在力も享受することが出来、投資リスクの程度としては、株式と債券の中間にあります。現在の低成長の環境下では、収益率の魅力的な優先株は悪くない選択肢となっています。

十分魅力的な商業用不動産とその証券化ローン

次に証券化ローンですが、商業用不動産ローン証券や住宅ローン証券などの領域になります。現在の商業不動産のファンダメンタルは悪くなく、特にアメリカ商業用不動産においては、賃料の伸びも力強く、供給量においても限りがあるものであります。また、リスクとリターンの角度から見ると、商業用不動産による収益は十分魅力的なものです。

株式のコール・オプションのショートで追加利益を獲得

また、株式のコール・オプションのショートですが、これは既に保有する株式の金額内において、追加で収益を得る方法です。

簡単な事例を挙げてみます。A会社の株式を保有しいるとし、その現在の価格は100円です。そして、来月には多くとも105円にまでしか上昇しない、と予想しています。そして、1ヶ月の期日で、行使価格105.1円でコール・オプションを売出し、そのオプション・プレミアムとして、(例えば) 1円を受取ります。もし、1ヶ月に105円までしか上昇しなければ、コール・オプションは行使されません。そうすると、株式価格が5円上昇した未実現利益と、その他にオプション・プレミアムで得た1円の実現利益を得ることが出来るのです。

昨年より劣る今年の株式リターン

株式は昨年に2桁リターンを記録し、今年もまた上昇すると見られるが、その上昇幅は昨年には勝らないと予想される。その為、コール・オプションのショートは悪くない戦略であると考えられる。

伝統的な金融資産の中で、現在、株式はまだ安定した配当収益で魅力的であり、経済成長と量的緩和措置による恩恵を受ける景気循環株銘柄と優良企業の高利回り株式は検討に値すると考える。

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