セントラル占拠運動で小売業銘柄に売り ハンセン指数は23000ポイントを維持できるか? - 香港カラフルFP

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セントラル占拠運動で小売業銘柄に売り ハンセン指数は23000ポイントを維持できるか?

香港の金融中心街を占拠するセントラル占拠運動が香港の各地で行われ、投資家は株式市場に不透明要素が出現することを心配している。恒生指数(ハンセン指数)は昨日最大で583ポイント下げたが、低値で買いも入り、終値は449ポイントの下げで終わった。香港株式市場では時価総額が4631億香港ドル蒸発し、その中でも小売業銘柄は直接的な影響を受け、下げ幅が比較的大きく、不動産銘柄も下げとなった。しかし、海外資本ファンドによると、政治要素が香港株式市場に与える影響は短期的であると見ている。

アメリカ株式が早場で弱かった影響を受け、夜間取引時間に、恒生指数(ハンセン指数)先物は10月期日物で23010ポイントとなり、23000ポイントの関門に接近し、219ポイント大きく下げた。恒生指数(ハンセン指数)は昨日23229ポイントの終値で、一時、23095ポイントまで下げた。9月初旬以来、香港株式の動きは既に弱くなってきており、恒生指数(ハンセン指数)は9月3日の25317ポイントの最高値から先週金曜日にセントラル占拠運動が発生する前までで、下落幅が1600ポイントを超えるまでになった。アメリカ株式は先週金曜日に回復上昇したが、週末にセントラル占拠運動が起き、大規模なデモとなり、香港株式は下落が続いた。昨日のマーケットは取引高が889億香港ドルもあり、活発なものであった。

投資家は政治的に不安定な状況が小売業、特に中国の国慶節連休の売上げに影響を与えると心配され、小売業銘柄は売りの対象となった。JOYCE(0647)は10%大きく下げ、英皇金錶(0887)も7%近く下げた。多くの支店が暫く営業を停止すると通知した周大福(1929)も株価を4%近く下げた。賃貸業や不動産デベロッパー銘柄も売られた。銅鑼湾(コーズウェイベイ)に多くのリース物件を有する希慎興業(0014)は4%近く下げた。賃貸業の収入である賃料の一部は、テナントの売上げに紐づいており、もし、政治的不透明な状態が続くと、これらの銘柄が直接的な影響を受ける。

恒生中国企業指数(HSCEI)は145ポイント安の終値10439ポイントとなり、恒生指数(ハンセン指数)よりも下げ幅が小さかった。中国の株式市場は上昇を続けており、香港で上場する国営企業の株価下落が比較的穏やかであったことが主な理由である。

セントラル占拠運動の後、売りに走るという正常な反応を示している投資家もいるが、長期的な投資家によると、マーケットが顕著に下落した際が買い入れる良い機会であるとしている。

スタンダード・アンド・プアーズは最高の信用格付を維持

格付調査会社であるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はセントラル占拠運動は短期的に香港の格付に対する影響は限定的であり、経済は緩やかに影響を受けるだけで、投資環境が大きく損なわれる可能性は大きくないと見ており、格付はAAAを維持している。スタンダード・アンド・プアーズは香港の状況が顕著に悪化しなければ、信用貸付において大きくマイナス面はなく、銀行システムに対する影響はコントロール可能であり、香港の銀行に対する格付に圧力がかかることはないとしている。

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