国により大きい差 新興国の株式・債券の選択は慎重に。 - 香港カラフルFP

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国により大きい差 新興国の株式・債券の選択は慎重に。

新興市場ではここ数ヶ月変動があり、MSCI新興国市場指数は先月7.59%急落し、4月以来続いていた上昇に終わりを告げた。新興国マーケットの株式・債券の現在の価格評価は合理的なものであり、域内の経済成長も先進国よりも明らかに高いものとなっている。しかし、新興国でも各国により見通しが異なっており、今から新興国マーケットへの投資に当たっては慎重に選択を行っていきたい。

経済成長の見通しが比較的良いということが、多くの投資家が新興国マーケットに投資を行う理由の一つとなっている。国際通貨基金(IMF)の資料によると、現在の先進国から新興国マーケットの株式・債券への投資は既に4兆米ドルを超えている。これは総投資額の約13%に相当し、過去10年で1番多くなっている。国際通貨基金(IMF)は今月も新興国と発展途上国の成長は、まだ世界経済成長の主要な原動力であると指摘している。

国際通貨基金(IMF)は世界市場と新興国市場の経済成長予測を再び引き下げ、世界経済の成長を今年と来年で各々3.3%、3.8%としているが、新興国市場と途上国の経済成長はまだ4.4%と5%とした。先進国の同時期の成長予測である1.8%と2.3%と比較して、新興国市場の成長の力強さは持続するものと予想されている。

アジア市場における株価評価はまだ安い

しかし、新興国市場でも各国毎に経済成長には差が出て来ている。一部の新興国の展望は以前のように楽観的には見ることが出来ない。天然資源の輸出に頼っているだけでは、経済を更に成長させるには力不足であり、改革施策の実行に成功した国には抜け出せる望みがある。一度成長力が押し上げられるにしたがい、関連する新興国マーケットの資産、特に株式は自然と好転してくると思われる。

価格評価の面で言うと、新興国マーケットの株式は全体的に先進国マーケットよりも安くなっている。その中でも中国とその他のアジア新興国市場は魅力的である。実際に、アジア新興国マーケットの大部分においては改革テーマが豊富なだけではなく、経済成長も力強く、資本流動により資金が流出する影響も比較的小さい。また、インドや韓国等といった域内の多くの国家が利下げ条件を有しており、資金緩和と市場の流動性の増加に伴い、製造業と工業生産の上昇を押し動かし、企業利益を更に上昇させ、資金を株式市場に呼び寄せると期待出来る。

数あるアジア新興国株式市場のうち、最も注目する価値があるのがやはり中国とインドであり、今後12ヶ月から24ヶ月でこの2つの株式市場は好転すると思われる。中国の株式評価は相対的に安くなっており、また、改革テーマと業界構造改革を備えてもおり、中国株式はこの数ヶ月で既に好調だ。経済のモデルチェンジが新しい段階へ踏み出しており、現在の株式評価はまだ魅力的なものに映る。

景気サイクル株式、小型企業株式にも注目

インドに至っては、新しく就任したモディ首相と率いるインド人民党政府が出て来た後、経済成長を促す改革措置を行い、必要なインフラ建設投資を再度開始する期待がある。インド株式市場における先だっての調整局面はまさに投資家がマーケットに入る絶好の機会であり、中でも世界経済成長のサイクルの恩恵を受ける株式は注目したい。また、金融業、贅沢消費品や小型企業の株式も注目しても良い。

新興国マーケットの債券市場を見てみると、アメリカの迫り来る利上げは長期的にマーケットの動きに影響を与えることが免れない。しかし、幸いなことにヨーロッパと日本の中央銀行の緩和政策が持続しており、少なくともマーケットにおける否定的な環状を和らげるかもしれない。アジアのクレジット市場の評価は先進国マーケットに比べてまだ魅力的なものである。下半期のリターンは利息差と、個別国家と業界の適度に収縮するかに依る。その内、インドとスリランカ等のクレジット市場とアメリカの利率との関連性は比較的低く、相対的にみて、魅力的なものである。

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