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来年のアジア投資の第一候補であるインド

年末が間もなくとなり、今年の運用成績と来年の戦略を検討する時期となった。各国の改革スピードと先進国の利率が来年の金融市場の動きを主導すると思われる。インドは依然とアジア地区における投資先の第1候補である。債券市場では、アジアもその他新興市場と比べて、魅力的に映るものとなっている。

引き続き好調が見込まれるインド

インド株式市場の今年における上昇はアジアで圧倒的なものであり、更に最高値を更新した。インドSENSEX指数は今年11ヶ月間で累計35%を超える上昇を見せた。この上昇幅は明らかにアジア内の他の株式市場を凌駕している。

改革がインド株式上を近年動かし、上昇させている主要な要因となっており、関連要素が来年も引き続きマーケットに好影響を与えると期待されている。今年5月にモディ首相が就任し、その就任以来、次々と多くの改革措置を打ち出している。また、一度は停滞したプロジェクトを新たに展開し、インドにとりより良いビジネス環境を作り出してきている。改革の成果が徐々に現れ、インドの経済成長は加速すると期待されている。また、インフレも収まってきており、株式市場の動きに好影響を与えると見られる。

モディ首相が行う改革が既にインド経済を動き始めさせたという兆しが見られる。11月28日に公表されたインドの統計データによると、今年9月までの四半期GDP成長は前年比で5.3%伸びている。前四半期の5.7%より低いものの、市場予想の5.1%よりも良い結果であった。

注目しておきたい中国の安定成長

中国は注目しておきたいもう一つのアジアの株式マーケットである。インドと同様に重要な改革テーマを備えており、更なる通貨政策の調整により安定成長の余地を持つことが出来ると見られる。中国人民銀行は先月利下げをしたばかりだが、これで7.5%の成長率を維持することは難しいが、中国経済の成長速度が鈍化するリスクを緩める助けになると思われる。今後、中国・北京中央政府は更に多くの軽微な措置を行うとみられる。流動性を高める施策や厳選したインフラプロジェクトを推進する等により、モデル転換過渡期の経済に安定した基礎と提供しようとしている。

その他のアジア株式市場では、韓国株式市場の動きは期待されたようなものではなく、企業による利益予想の調整は落胆させるものとなり、難局が続くことを反映した。しかし、世界的に成長する企業にはまだ投資価値がある。台湾の株式市場も良く選べば、買い入れる機会があり、スマートフォンとタブレットパソコンの需要関連の科学技術銘柄は見通しが良い。タイとインドネシアも改革というテーマが有る。フィリピンは理想的な見通しであるが、残念なことに評価が高くなっており、日本の株式市場も見通しを観察する必要がある。

株式市場と同様に、来年のアジア債券市場の見通しは各国における改革の進み具合や、先進国の通貨政策の影響を受ける。中でも、インドと東南アジア市場が大きく影響を受けると見られる。

魅力ある投資先である債券

マクロ経済の環境分析から、アジアは他の新興国市場よりも魅力的である。まず、アジアの経済成長は徐々に回復している。石油等の原材料商品価格が下落しており、アジア各国がインフレを抑制し、補助金支出を減少させる助けとなっている。また、アジア各国は改革を押し進めているところでもある。同時に、更に多くの緩和政策を打ち出す余地もあり、弱くなってきた新興国市場からアジアに流れて来る筈だ。もし、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを決定し、アジアの債券市場に調整をもたらせば、アジア市場の原動力を弱めないだけではなく、更に投資の好機を作り出すだろう。

アジア企業の信用見通しは依然と楽観的なもので、評価も合理的な水準にある。先進国に対して、アジア企業の信用貸出はまだ買い入れる価値を有している。アジアのハイイールド債券の評価も明らかに魅力的であるが、現時点でこのマーケットに投資をするのであれば、必ずよく投資先を選ぶ必要はある。

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