北アジア諸国が突出 中国と韓国に留意 - 香港カラフルFP

Home »  マーケット・ニュース »  北アジア諸国が突出 中国と韓国に留意

北アジア諸国が突出 中国と韓国に留意

2015年が始まり、新しい1年を展望すると、アジア株式市場の見通しにはまだ楽観的であると言える。地域面では、地域内各国の株式市場の評価、中央銀行の通貨政策と改革の進捗具合等が異なっており、南アジアよりも北アジアがより良い見通しであると考える。

価格水準が魅力的な点が北アジア株式市場の最大のセールスポイントの一つである。ブラックロック社とトムソンロイター社の最新データによると、歴史的な水準と比較して、韓国と中国の株式市場の価格水準は平均的なレンジの低い水準にあり、価格が1年前と比較して特に低くなっている。

北アジアにおける成長要素は、南アジアのそれには適わない。しかし、バリュー投資を行うのであれば、北アジアの軍配があがる。韓国が顕著で、韓国株式市場は昨年の調整の後に既に極めて安値となっており、現在が周期的に到来する辛い環境にあることを反映している。しかし、まだ将来的に環境が改善する見通しのサイクルに入っているとは言えない。一旦、企業利益サイクルが底から上向けば、株価評価も足評価を受けるであろう。

韓国ウォン安は韓国企業には好材料

昨年起きたセウォル号事故を受け、韓国は消費と投資活動に打撃を受け、韓国ウォンは昨年9月前は持続して強く、企業利益を更に引き下げていた。しかし、韓国ウォンを取り巻く環境が変化しており、韓国中央銀行が昨年8月と10月に二度利下げを行い、昨年9月から韓国ウォンは値を下げ始めた。為替レートが企業利益にとって助けとなり、昨年第4四半期の業績に反映し始めている。

アメリカ経済がその回復ペースを速め、輸出が主導する北アジア諸国の見通しに改善サイクルを出現させている。アメリカの昨年第4四半期の国内総生産(GDP)成長の確定値は前四半期比で5%の伸びと上方修正され、市場予測よりも遥かに優れたものとなり、11年来の速い成長記録となった。

この他、中央銀行の政策と改革推進が持続することでも、北アジア株式市場の見通しに有利となる。中国では利下げが行われ、市場に流動性をもたらし、株式市場に更なる刺激を与えている。構造改革が進むことで、中国経済の基礎が構築、強固となり、長期的な株式市場のリターンを引上げる材料となろう。

比べて、韓国は変化が必要であるが、それが困難な状況にある。しかし、韓国政府は昨年に企業行動をの変化をもたらす多くの改革を打ち出している。それには、配当の増額や企業の株式持ち合い構造の簡素化といったものが含まれ、将来的に韓国からより多くの改革による好材料が出て来るとが期待されている。

東南アジア株式市場は割高

南アジアのインドに目を向けると、改革テーマに溢れており、現在は数年続くであろう経済回復の早期の段階にあり、アジア株式市場において特に良い選択肢であるといえる。

東南アジア諸国は多くの人口を抱える構造にあり、若年層の労働力も豊富であり、中産階層が占める割合も絶えず上昇している。今後の消費支出も速いペースで成長し、経済全体にとって力を添えるものとなろう。また、多くの国家で改革を遂行し、インフラ建設投資も進み、生産力を向上させ、より多くの資金を引き寄せ、長期的に更に大きく成長する機会を得ることが出来よう。しかし、東南アジア株式市場は近年では既に顕著に上昇しており、その価格水準は高いものとなっており、投資の上策とは言えなくなっている。

香港カラフルFP
さあ、自分年金をはじめよう!
今日から始める海外投資講座