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原油価格が一段落し、エネルギー株を買うべきか

原油価格がここ数ヶ月で新たに反転し、ブランド先物とニューヨーク先物で呼ばれる西テキサス州原油先物は上昇し、今年最高値となった。エネルギー関連銘柄株式の投資ムードも改善している。原油価格は短期的には変動が続くと見られているが、年末前には安定回復し、現在は長期的な投資に値する優良エネルギー関連銘柄株式を探す好機であると考えられる。

世界経済の回復スピードが緩やかになったことを受け、原油供給の増加が予測を超えている。石油輸出国機構(OPEC)が減産しないといった複数の要素が重なり、原油価格は昨年驚く程の大調整が起きた。ブランド原油は昨年6月の1バレル115米ドルの高値から、今年1月には僅か約45米ドルの水準にまで大きく下落した後、ようやく顕著な反発が見られた。3月初旬には一度60米ドルを越え、その後50米ドルから60米ドルの間に落ち込んでいる。そして、4月中旬になり、ブランド原油先物はついに再び今年最高値を突破した。

人口増加に伴う原油需要

原油価格が引き続き上昇するかどうかは観察しておかなければならないが、OPECと中東の供給面から見ると、短期で原油価格はまだ圧力を免れ得ない。しかし、昨年に原油価格を引き下げた要因の一部には、この頃改善の兆しがあり、世界経済回復もこれに含まれるものである。

世界経済成長の予測を、昨年4月以来、連続して下方修正した国際通貨基金(IMF)であるが、今年4月に発表した最新の予測では、今年の経済成長予測を引き下げることはなく、2015年の世界国内総生産(GDP)の伸びを3.5%と維持、来年の予測は3.7%から3.8%へど上昇させている。米国の今年、来年の成長予測を3.1%と下方修正しているが、ユーロ圏と日本の成長は以前に比べ良くなるとしている。ユーロ圏の経済成長は今年、来年それぞれ、1.5%と1.6%、日本は1%と1.2%と予測している。

経済が回復安定するにつれ、石油等のエネルギーに対する需要は改善を見せてきている。国際エネルギー機関(IEA)が今月中頃に、今年の世界の石油需要予測を1日9360万バレルと上昇修正し、昨年に比べて、110万バレル多いものとなっている。

これと同時に、アメリカのエネルギー供給も初めて加工する兆しが出て来ている。アメリカエネルギー情報局(EIA)の予測では、アメリカの5月分のシェールガス1日あたり生産量は4月分に比べ4.5万バレル減少し、4年来で初の前月比での下落となっている。アメリカの油田掘削機の数量も2010年以来の最低水準に落ち込んでおり、生産量が天井となり、落ち込んで来ることを意味している。

キャッシュフローが改善する企業に注目

世界の石油企業が過去半年で原油価格の急落を目にし、既に資本支出と油田掘削活動の削減を通して、生産量増加を落としてきている。その為、今年下半期の石油供給に変化はないと見られている。一方、長期的には、世界人口が持続して増加し、エネルギー需要が増えこそすれ、減ることは無い。国際エネルギー機関(IEA)が昨年発表した予測では、世界人口が2040年に90億人に達し、その時にはエネルギー需要が現在より37%増加すると予想されている。

エネルギー関連銘柄株式は、過去5年でずっとマーケット全体より劣っており、株価純資産倍率で見ると、アメリカのエネルギー関連銘柄株式はアメリカ株式全体の価格評価と比較して、歴史的に低い水準にあり、その価格は既に魅力的なものであると言える。また、投資家にとって、原油価格反発がもたらすチャンスを捉えさせる機会を提供するものとなろう。資本政策が改善しており、フリーキャッシュフローが上昇する見込みの企業に注目しておきたい。

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