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中国株式市場を力強くサポートする構造改革

中国A株のここ半年の好成績はかなりのものであった。ブルームバーグのデータに拠ると、上海総合指数(SSEC)は今年4月末までの半年で83.5%も上昇し、世界で一番の上昇幅であった。中国の中央銀行である中国人民銀行による利下げ等の経済刺激策がまだ株式市場にとって好材料となっている。しかし、結局のところ、構造改革が今回の上昇の主要動力となっており、A株を中長期的に上昇させるものと期待される。

今回の構造改革によるブル相場が現れる前の中国A株は7年にわたるベア相場であった。当時は、地方債、クレジット増長、シャドーバンキング、不動産バブル等といった構造的問題に疑念が満ちており、中国株式は厳しいほどに低い評価を受けていた。この形成を逆転するには、長年続き、未だ解決しない構造的な問題を根治する必要があり、その唯一の解決方法が改革である。

数年も早く前から、中国は既に経済モデル変換を進めている。前年には全面的な更なる改革案を実施、関連改革措置は現時点で既に成果を見せ始めている。これが中国が面しているテールリスクを押し下げ、同時に経済成長の持続性とその質を改善している。

予想を超える中国の改革内容とそのスピード

中国の改革措置はまだ絶えまず進められている。今年初頭から現時点までだけでも、中国政府は既に市場が期待した政策を実施しており、また、その実施スケジュールも市場予測より速いものである。これは政府が改革において言及したものを必ず行うことを示しており、その実行内容、スピードはまだ緩まっていない。これにより、中国が実施する構造改革能力に対する信頼を増すこととなり、中国株式の中長期的な上昇相場となることを支えることとなる。

この他、政策のサプライズも投資ムードを刺激し、株式市場上昇の延長をもたらしている。

最近の政策のサプライズの一つは、金融業を監督する中国証券監督管理委員会 (China Securities Regulatory Commission)が中国の公募ファンドに香港市場への参加を可能とする港股通への参加を開放したことだ。これは香港株式市場に中国本土からの資金が流れ込む「北水南調」の恩恵を受けることを期待させることとなった。

このニュースが出ると、中国と香港両地の株式市場を上昇させ、A株に比べて割安であったH株が更に急騰した。恒生AH株プレミアム指数も今年最高位の135ポイントを超えたポイントから、一度は120ポイント付近まで下落してきた。

実際に、ここ数年は中国では経済を安定させようと幾つも政策が出された。しかし、中国経済の過去数十年の発展状況とその他主要マーケットは根本的に違いが有り、中国政府にはまだ採用できる多くの政策ツールが残されている。

通貨政策を例にとると、アメリカは利率調整がほぼ全てであるようだが、中国には多くの実施可能な手段がある。預金準備金比率の引下げや利下げの他に、SLF(Standing Lending Facility 常設貸出ファシリティ)、公開市場を通したレポ取引やリバースレポ取引などがあり、更に大きな余地があると言える。

財務政策面においては、中国はずっと積極的な財政政策を採っている。しかし、実際にはまだ比較的慎重なものであり、財政赤字は国内総生産比でずっと2%と低いものである。今年の目標もわずか2.3%に上昇しただけであり、他の国家の関連数値と比較すると、それは2桁異なるほど高かったりするが、中国の財政赤字は予算は実際には非常に低い。為替レートと不動産政策においても、調整の余地があり、市場の予想を超える景気刺激策を採れる余地を大きく中国はまだ有している。

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