縮小する外需 弱い効果の政策 中国A株の改革上昇相場に潜む3大リスク - 香港カラフルFP

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縮小する外需 弱い効果の政策 中国A株の改革上昇相場に潜む3大リスク

中国A株は最近高値から反覆し、マーケットが上方突破を期待している他に、中国株式の見通しに対する疑念も出て来ている。中国の経済成長がゆるやかになり、A株の動きを左右する要因の一つとなっている。しかし、中国政府があらゆる面で政策を実施した後、構造改革を通した安定成長に対して、投資家がその信頼を強めていることが見てとれる。

2つの需要に潜むリスク

中国株式に投資を行う際に、そこに潜むリスクを考慮しておく必要があり、これは正しい理解である。世界の需要が減速すれば、中国の経済成長と株価に大きな困難を与えかねないというリスクに、現在の中国株式は面している。アメリカなどの海外経済が一旦弱くなると、中国の外需に打撃を与えることとなり、中国の輸出を減少、中国経済に影響を与える結果となる。その為、中国政府は国内消費を刺激、投資を増やすことなどで、経済の安定成長を図る必要がある。

中国の国内消費が短期的には変化していくことが難しいことを考慮すると、消費刺激する短期的な措置を中国政府が行う可能性は大きくない。残る選択肢は投資を増やすことで、特に、インフラ投資を行うことが最善といえる。

インフラ投資は生産力を向上させ、長期的に消費を刺激する助けとなる。問題は、影響力をもつ多くのインフラ投資が数年前に行われた大規模刺激策の際に既に実施されている。加えて、大型インフラ投資は多額の借入を要し、いつ過度のレバレッジが問題を引き起こすかもしれない。また、中国政府が将来の経済減速に備えた切り札が減ってしまうことにもなり、非の打ち所の無い解決方法とはいえない。

幸いなことに、現在のアメリカとヨーロッパの経済情勢はまだ好調であり、外部需要が減少するリスクは相対的に小さい。近年は中国の経済成長ペースが徐々に減速してきているが、今年の第1四半期ではまだ7%を達成している。

人々を鼓舞する改革スピード

中国株式市場が面しているもう一つのリスクは、国内の周期的な政策が与える影響が薄れ、経済をサポートするに際して影響が出て来ることである。しかし、中国人民銀行の過去半年に実施した政策を見ると、量的緩和政策の対象が既に拡大おり、関連政策も今まで合理的に有効なものとなっている。その為、今のところ、政策が有効でなくなってくることに対して、過度の心配は不要と思われる。

改革が進むにつれ現れる政治圧力

中国株式市場が面する第3のリスクは、改革が進むにつれて面することとなる政治圧力である。構造改革が現在の中国株式を上昇させている主要要因であり、中国のテールリスクを引下げ、経済成長の持続性とその内容を改善している。

中国政府が重大な改革計画を推し進めるに十分な力が無いと一旦なると、株式市場は現在の好況からいつでも逆転するだろう。しかし、安心なことに、中国政府は困難ではあるが、欠かせない構造改革を実施できるという多くの証拠があり、改革スピードも人々を鼓舞するものとなっている。

総括すると、上述の3つの潜在リスクはまだ大きくなく、今回の改革による上昇相場の主要要因はまだ力を発揮するであろう。香港H株は引続きサポートがあり、中国と香港の両地の株式市場の相互連携が香港株式にとっても有利に働こう。もし、中国政府と改革が上手くかみ合えば、経済成長の持続と、中国株式の上昇相場が中期的にも続くことが期待できよう。

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