中国政府が経済安定政策を展開 中国株式・債券に投資チャンスを見ることが出来るか? - 香港カラフルFP

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中国政府が経済安定政策を展開 中国株式・債券に投資チャンスを見ることが出来るか?

中国の経済成長ペースの鈍化が既に既定のシナリオとなっているが、投資家の中国における構造改革に対する期待においては、中国政府が続けて経済安定政策を打ち出す期待をさせるファンダメンタルが動いている。投資マーケットに投資チャンスがもたらすと見られ、多くの香港H株では現在、価格水準も比較的良い水準となっている。また、オフショアマーケットでの中国企業の債券も充分魅力的なものとなっている。

中国経済成長が減速しているが、実際の状況は政府発表の統計データが示すよりゆっくりとしたものであるとしても、まだハードランディングまでには至っていないと思われる。中国経済は輸出と設備機械投資に頼ったものから、サービス業がリードするモデルへと変換しようとしている。この過渡期の中で、成長スピードが落ち込むことは逃れようがない。長期的にはバランス良く、持続成長できる経済成長を実現出来るだろう。これは中国だけではなく、世界経済にとっても重要なメリットとなるものである。

この経済モデル移行がもたらす難局に対する為に、中国政府は、長期的に全面的な改革を推進する青写真を策定し、同時に量的緩和と財政出動による景気刺激策という短期的な政策を実施し、経済安定を図っている。

預金準備金率を12%まで引下げか?

昨年11月において、中国の中央銀行である中国人民銀行は既に利下げサイクルを再開し、今年は更に預金準備金率を下げ始めた。今後の展望であるが、利下げと準備金率の引下げのニュースは引き続きやって来よう。その中でも、預金準備金率は、5月末の18.5%から、徐々に12%にまで下げられるだろう。これにより、流動性が生み出す一部の影響に対する資金流出を打ち消す一助となろう。財政政策の方面では、中国の赤字予算はその他の国々に比べるとまだまだ低く、政府支出の拡大により、経済を動かす余地がまだあることを示している。

中国では過去半年において幾度もの利下げと預金準備率引下げによる量的緩和措置が行われた。また、香港と上海の株式市場の相互乗り入れである滬港通(上海・香港ストック・エクスチェンジ) が昨年11月に開始し、中国と香港両地の株式市場を更に融合させるマイルストーンとなり、既に明らかに株式市場に作用している。これにより、中国A株市場は直近12ヶ月で高値となり、香港H株もまた7年来高値をつける等、中国株式全体の見通しはまだ高く評価出来る。

しかし、中国株の株価が上昇するにつれ、現時点での投資は更に慎重な選択を行うことで、より良いリターンをようやく採れるようになっている。2006年から現在までの恒生ハンセンAH株プレミアム指数の動きを見ると、A株が大部分の期間において、H株に対して割高な状態となっている。両者の価格差は既に数年前から収斂してきていたが、昨年11月にA株が上昇相場となった際に、A株のH株に対するプレミアムが新たに広くなり、一度は5年来の高位となり、H株が現在比較的魅力的となっている。

臨機応変な持株の調整が吉か。

香港H株において、一部の銀行、不動産デベロッパー、新エネルギーと中小企業は、ともに投資機会を備えている。この他、中国が経済モデルを変換している中で、積極的に内需消費を推進する必要があり、内需株と改革テーマを持つ企業は勝者となる期待が出来る。

なお、一つ注意をしておきたいのは、中国株式市場は、買入れ、保有するマーケットではないことであり、マーケットのモメンタムに注視し、臨機応変な持株調整を行うことにより、買っていくことが出来る、という点である。

近年急成長している中国の債券マーケットは、投資家に多くのチャンスを提供してくれている。例えば、オフショア人民元債券マーケットである点心債は魅力的な企業の債券を集めており、イールドが比較的高いだけではなく、デュレーション・リスクも限られている。

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