ファンダメンタルを見ると、欧州株と日本株は引き続き好調。 - 香港カラフルFP

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ファンダメンタルを見ると、欧州株と日本株は引き続き好調。

ここ数ヶ月の荒波にもまれる世界株式市場を経て、既に新たな資産配分を行う為に、心を落ち着かせている方が多いと思います。これから下半期を展望するに、中国人民銀行の量的緩和政策の影響力は徐々に減退していき、マーケットの焦点は徐々に生産力と利益成長などのファンダメンタル面へと回帰していくと思われる。株式の価値はまだ債券に勝っており、ヨーロッパ株と日本株は引き続き好調となると思われる。

今年になってから、世界各地の中央銀行による政策が異なる形勢はまだ続いており、今後もさらに差が広がっていくと思われる。米連邦準備理事会(FRB)はおそらくこの秋にも利上げを行い、利率正常化に取り掛かり、イギリス中央銀行も今年11月か来年2月に利上げを行う可能性がある。一方、ヨーロッパ、日本、中国等の多くの中央銀行では、量的緩和政策を引き続き維持するとみられている。

現時点で世界的に量的緩和を停止するのは時期尚早であるが、マーケットの反応はその方向に進みつつあり、投資家は中央銀行の政策から、その他のファンダメンタル面に注意を向け、新たに投資リターンをもたらす投資先に注意を向けておきたい。

見込みあるヨーロッパ・バリュー株

現在のマーケットの各ファンダメンタル要素を見ると、キーとなる指標のいくつかが赤色警報を発している。その中でも、世界的な生産力成長の低下があり、経済成長や通貨政策に影響をもたらし、企業の利潤低下と続く。加えて、多くのリスク資産の価格がまだ高止まりしており、米国の利上げペースがまだはっきりしていない中では、投資家は慎重な態度を取らずにおられず、マーケット・業界・個別証券を選択することが求められる。株式と債券という二大伝統的金融資産の中で、株式はその価格評価がまだ債券よりもまだ合理的な水準にある。その中でも、ヨーロッパ株と日本株は通貨安と量的緩和政策の恩恵を受け、両地における企業利益予測も上向きであり、株価水準が高くなっている米国株に比べて魅力的である。

ヨーロッパ株は特別に安い水準ではないが、ヨーロッパ中央銀行による債券買取スキームが作り出すクレジット環境を緩和し、ローンはさらに増加し、ユーロ安等も重なりヨーロッパ企業の利益見通しに有利に働いている。ヨーロッパのバリュー株、特に銀行株に期待できる。しかし、まだイタリア、フランス、スペインといった国や、バランスシートが疲弊している銀行は避けるべきである。

香港上場の国営企業は投資の値打ちありか

日本株も同様に良い見通しとなっている。円安が企業利益の継続した上昇をもたらし、日本企業による配当増加や自社株買いの流れが継続すると予測される。これらにより、日本株に更なるサポートとなり、輸出株と金融株に留意すべきとみる。日本以外のアジア株式市場では、多くの国で改革が引き続き推進されており、合理的な株価、通貨の緩和政策などの要素により、長期的な上昇の初期段階にあり、香港に上場する中国国内企業とH株に投資機会があるとみられる。

債券を始めとする固定収益を得ることができる資産も見過ごすができない。イールドが徐々に回復上昇するにつれ、債券価格もさほど高くない。しかし、アメリカの利上げ開始がカウントダウンに入り、債券市場も変動を免れ得ない。もし、アメリカが予想通り、短期債券がまず影響を受けると予想され、長期債券はおそらく収益を求める投資家に支持されるであろう。

アメリカの債券市場において、ハイ・イールド債等の資産は国債よりも比較的良いとみられる。ユーロ圏においては、量的緩和によるサポートを得ている劣後権、ユーロ圏周辺国の長期国債が良いとみられる。新興国市場においては、インド、中国、メキシコなどの改革が行われており、インフレ圧力も落ち着いてきている国家に注目しておきたい。

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