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米利上げペースは緩やか アジア株への投資チャンスを把握するには

米国が市場の予想通り2015年末に利上げ開始に踏み切りました。年明けの投資市場では新たな1ページが開かれるでしょう。今後米連邦準備理事会(FRB)の動きを逐一確認することが重要となってきます。この先の利上げペースが緩やかに進み、米国経済が好調を維持できれば、市場からの信頼感を高める後押しとなるでしょう。このほか、欧州や日本の株式市場も順調で、アジアの銘柄にもチャンスが期待できそうです。

米国の利上げによって多くの人々が米ドル高が継続するとの見方を強めており、アジア圏の輸入や消費に大きく影響し、アジア圏内の流動性や中央銀行の自由度に圧力がかかる恐れがあります。しかし米連邦準備理事会(FRB) イエレン議長も予想しているように、米国のインフレ率は中期で上昇すると言われており、米ドル高の局面はこの先変化する可能性があることを意味しています。つまり為替相場は軟化し始め、少なくとも安定してくることが見込まれ、そうなればアジア市場に有利となってくるでしょう。

借入コストは低水準維持と予想

最近のアジア経済および政府の財政状況は、以前の米利上げ周期と比べて明らかな改善が見られます。加えて、アジアの多くの国々で相次いで構造改革が展開されており、この先はより良好なファンダメンタルズを構築できるでしょう。近年、アジア圏の通貨は、その他の新興市場国を継続して割高となっており、アジアの経済情勢が比較的良い状態にある事を反映しています。今後米国が緩やかな利上げペースを保ちさえすれば、アジア圏内の政策金利正常化の後押しとなり、当然、アジアの株式銘柄も恩恵を受けることになります。

米FOMCの議会後証言では、この先秩序あるペースをとり、経済状態に応じて利上げを決定すると強調しており、イエレン議長は利上げ決定の記者会見において、10回以上も「緩やか、徐々に」といった語句を用いていたことから、今後の緊縮政策の過程が緩やかで整然としたものになろうことが確認できます。

目下の高齢化問題をはじめ、世界的な経済成長のスローダウンや、生産力拡大の情勢も先行きが明確になっていないこと、そして借り入れ水準の高どまりや、市場にて良質資産が求められていることなどが要因となって、金利の動きに圧力をもたらしています。このため、借入コストは今後もさらに一定期間低水準を維持すると予想されます。

同じく重要となるのが、その他の主要中央銀行が金融緩和政策を継続する中で、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに舵を切ったことは、当局が米国の経済回復に自信を持っていることを示しています。イエレン氏が記者会見の上で発表した通り、米国経済が良好であるという理由があって、FRBはようやく僅かな利上げができたのであり、今回の動きは現地経済の信頼度に一票を投じたと言えるでしょう。最近の米国の多くの経済指標も好調で、11月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の増加は21万以上となっています。

金融マーケットの変動は拡大へ

米国政策金利が正常化へ道のりに踏み出したものの、世界中の投資市場にかかっていた暗雲が晴れてきたこということではありません。新興国市場では圧力が続くと見られ、企業収益の停滞により株式市場の上昇に歯止めをかけています可能性があります。また金融市場では今後も変動が拡大していくとみられ、用心深く投資選択を行う重要性が非常に高まっています。

継続する低金利環境、上向き好調の米国経済、市場の変動が拡大している情況に直面し、投資選択としては、債券よりも株式が好ましいと言えます。特に欧州や日本の株式、その他同じくアジアの株式市場において、厳選した銘柄に集中投資することで、長期で理想的なリターン目標を追求できるでしょう。

アジアにおける債権については、米利上げに対する市場の準備がある程度整っていたことや、米ドル為替相場でも来年想定される2度の利上げをも見越していることがあげられます。さらには主要なアジア経済圏における金融政策面ではこの先の追加緩和の可能性が残されていることにより、アジアにおける債権が来年もプラスのパフォーマンスを出せる可能性が高いでしょう。

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