ハンセン指数は調整基調おさまらず - 香港カラフルFP

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ハンセン指数は調整基調おさまらず

中国労働節が明け、取引を再開した香港株式市場は下落傾向が激化。続けざまに21000ポイント、20日・50日および100日移動平均線を陥落し、10日線が更に20日線を割り込みデッドクロスの動きに。香港ハンセン指数は先週6日金曜に底値20059ポイントまで下落し終値は20110ポイントに。週間値下がりは958ポイントでマイナス4.55%の暴落となった。また、ハンセン中国企業株指数でも50日および100日移動平均線を陥落しており、先週6日金曜に底値8455ポイントまで下落、終値は8472ポイント、週間値下がり率は5.23%だった。

中国4大銀行が業績不振

労働節休暇前夜に第1四半期の決算発表が行われ、中国4大銀行の業績はほぼゼロ成長となり、工商銀行 (1398)、建設銀行(939)、中国銀行(3988)、そして農業銀行の第1四半期業績はそれぞれ微増の0.5%、1.4%、1.7%および1%にとどまった。平安保険(2318)の第1四半期純益は前年同期比微増の3.6%、中国人寿(2628)の第1四半期利潤は前年比57%減となっており、金融セクター銘柄の業績不振はマーケット全体の足かせとなっている。
  
休暇期間に中国国家統計局及び財新メディアはそれぞれ4月のPMI指数を発表。政府発表の製造業PMIは50.1で、前月比小幅下落となるも2ヶ月連続で景気拡大水準となっている。一方の4月に財新PMI指数は49.4と、前月比0. 3ポイントマイナスになっており、新規受注の下落が反映されている。指数は中国のファンダメンタルズの回復が不安定であることを反映しており、中国経済は今なお底固めの過程にある。中国の株式市場は反発が弱く、上海総合指数は少し前に3000ポイントを割り込み、先週6日は2913ポイントまで下落し週間値下がり率が0.85%となった。上海深セン30指数および深セン成分指数はそれぞれ週間値下がり率が0.84%および、0.4%となった。
  
米国株は雇用統計を受けて市場が失望、4月の非農業部門雇用者数は16万人増となり、市場予想を下回った。同時に第1四半期は月平均20万人増を下回り、失業率は5%を維持、雇用統計の弱含みから、FRBが短期内に利上げする望みは無さそうだ。米国株もちょうど第1四半期の業績発表が終わり、経済動力となっているハイテク銘柄の業績不振に注目される。Google、マイクロソフトやアップルなどの大型ハイテク株の業績がいずれも予想を下振れ、成長エンジンの故障がアンダーパフォームを引き起こしており、ダウ指数は先週金曜日に17740ポイントと前の週より0.19%下落、ナスダック指数とS&Pはそれぞれ週間値下がり率が0.82%および0.4%となっている。

香港株式市場に戻って、マーケットは2月の低水準18278ポイントから4月末の高値21654ポイントへ上昇し、類型上昇幅は3376ポイントへ。現在は高値から1545ポイント値戻りしており、調整幅は依然十分にとれていない。テクニカル面では9日間RSIが下落し割安の水準へ、短期で小幅に反発の可能性があるものの、反発も短期的にとどまり、反発後は再下落となるだろう。マーケットは上昇幅の半分が調整され、ハンセン指数は約19900ポイントの水準を試みるだろう。

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