老後の資金はどれくらい必要? - 香港カラフルFP

老後の資金はどれくらい必要?

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それでは、老後の生活に必要な資金は一体どれくらい必要なのでしょうか?

(老後の年間支出 − 老後の年間収入) x 老後の年数 という形で計算することが出来ます。
では、計算に必要な各項目を見て行きたいと思います。

【1】老後の年間支出

まず老後にかかる生活費をおさえましょう。総務省の家計調査(2008年)によれば、年金受給世代である高齢者無職世帯は月額23万5132円となっています。
現在の支出から比べると、低い数字になっていると思いますが、老後になれば、子育ても終わっているでしょうから、その分の支出を除いた水準の金額になっているかと思います。

【2】老後の年間収入

老後の主な収入源となる公的年金から得られる収入額を調べてみましょう。公的年金は、毎年誕生月に送付される「ねんきん定期便」を見れば確認することができます。

「ねんきん定期便」には、50歳未満の方では「これまでの加入実績に応じた年金額」、50歳以上の方では「老齢年金の見込額」が記載されています。

50歳未満の方だと、現時点での年金加入歴に応じた年金額ですので、定年まで働くことによってこの金額は増えます。この増える額を反映した年金額に直しておく必要があります。

概算ですが、以下の数式で年金見込額を算出することが出来ます。
( ⅰ ) 2万円 x (60歳 − 現在の年齢)+ 年収見込額 ÷ 12 x 5.481 ÷1000 x 今後の厚生年金加入見込月数
( ⅱ ) ねんきん定期便 に記載された「これまでのこれまでの加入実績に応じた年金額」
この ( ⅰ ) と ( ⅱ ) を合計した金額が、年金の受取見込額になります。

また、「ねんきん定期便」の他にも、日本年金機構「ねんきんネット」に登録すると、年金見込額を試算することもできます。

http://www.nenkin.go.jp/n/www/n_net/index.jsp

しかしながら、現行の年金制度がこのまま維持されるのはまず望めないのではないでしょうか。給付開始年齢の引上げ、支給金額の引き下げなどが将来行われる可能性もあるでしょうから、現状の厚生労働省から出ている金額から、2割〜3割は減額されるくらいで計算しておいてもいいかもしれません。

【3】平均余命

仮に60歳で定年退職してから、果たして何年ほど、老後の生活は続くのでしょうか?
平均余命は男性で83歳、女性の場合は88歳近くまであるとされています。これの数字からすると、20年〜30年も老後の生活が続くことになり、思いのほかに長いなぁ、と思われる方も多いかと思います。
(厚生労働省 平成24年 平均余命)

老後に必要な資金はいくら?

上記の項目で求めた数字から、老後に必要な資金を求めることができます。
(【1】老後の年間支出 − 【2】老後の年間収入) x 【3】老後の年数

「自分年金」として、こらから準備が必要な金額は?

老後に必要な資金 − 退職金 = これから「自分年金」として準備する必要がある金額

長年にわたり会社に勤める方は、退職金を受取ることができるので、その金額を引いておきましょう。

そして、出て来た金額が、老後に備えて、これから準備する必要がある金額です。これから、どのように準備していくのかを考えていきましょう。