投資顧問会社 IFA - 香港カラフルFP

投資・金融用語集 投資・金融用語集Financial Words

投資顧問会社 IFA - とうしこもんかいしゃ / Independent Financial Adviser

投資顧問会社とは、資産運用する際に様々なアドバイスを提供する会社で、投資のプロフェッショナルです。

香港では、独立系投資顧問会社 IFA – Independent Financial Adviser と呼ばれる会社が、香港の金融当局から認可受け、投資顧問業を行っています。独立系投資顧問会社 IFAは、証券会社やファンド会社といった金融機関には所属せずに独立した立場で、顧客の資産運用のアドバイスや、海外ファンドをはじめとする資産運用商品の販売を行っており、香港で投資を行う際の主要な窓口となります。

香港には独立系投資顧問会社 IFAが数百社あり、その中から優秀な信頼できる独立系投資顧問会社 IFAを見分けるにはいくつかのポイントがあります。

投資顧問会社 IFAの選び方

1:ライセンス
2:運用成績
3:リスクの説明

1:ライセンス
香港で独立系投資顧問会社 IFAを選ぶ際に最も重要なポイントはライセンスの有無です。顧客にフルレンジのサポートを提供するには、PIBA/CIBライセンスとSFCライセンスの2つを保有することが重要になります。

【PIBA/CIBライセンス】
PIBA/CIBライセンスとは保険を扱うにあたり必要なライセンスで、保険代理協会であるPIBAもしくはCIBから取得します。

香港には保険業務を監督する保険代理協会として、PIBA (香港専業保険経紀協会 www.piba.org.hk)と、CIB (香港保険顧問連合会 www.hkcib.org)の2つが存在します。この2つの協会による違いは大きなものはなく、いづれかの協会からライセンス、営業許可を取得することで、保険商品の勧誘・販売が可能となります。

保険代理協会の一つであるPIBA (香港専業保険経紀協会)のライセンスを取得には、10万香港ドルの資本と、業界経験を有するライセンス保有者が最高責任者であることが条件となっており、比較的容易な条件であるため、ほとんどの投資顧問会社 IFAがこのPIBAライセンスを取得しています。

【SFCライセンス】
SFCとは香港証券先物取引委員会 (Hong Kong Securities and Futures Commission www.sfc.hk)を指し、香港の株式・先物・レバレッジFXといった金融取引を管轄する金融当局です。SFCが発行するライセンスは9種類あり、有価証券に関するアドバイスが出来るタイプ4のライセンスを取得することが投資顧問会社 IFAとして最低限必要となります。

タイプ4ライセンスの他に、有価証券取引を取り扱えるタイプ1、資産管理サービスを提供出来るタイプ9のライセンスを保有していれば、投資顧問会社 IFAとしてフルレンジのサービスを提供することが出来るようになります。その為、タイプ1、4、9のライセンスを全て保有していれば、良い投資顧問会社 IFAと言えますが、1,000万香港ドルの流動資産を要するなど条件が高く、条件を満たす投資顧問会社 IFAは数多くはありません。

・SFCが発行する9種類のライセンス
タイプ1:有価証券取引 Dealing in securities
タイプ2:先物取引 Dealing in futures contracts
タイプ3:レバレッジ外貨取引 Leveraged foreign exchange trading
タイプ4:有価証券取引に関するアドバイス Advising on securities
タイプ5:先物取引に関するアドバイス Advising on futures contracts
タイプ6:企業財務に関するアドバイス Advising on corporate finance
タイプ7:自動取引サービスの提供 Providing automated trading services
タイプ8:有価証券信用取引 Securities margin financing
タイプ9:資産管理 Asset management

・SFCライセンス タイプ1・4・9の詳細

タイプ1:有価証券取引 Dealing in securities
ファンドを含む有価証券を提供するに際して必要となるライセンス。このライセンスを取得するには一定の財務力が求められます。その為、タイプ1を取得する投資顧問会社 IFAは数多くはありません。

タイプ4:有価証券取引に関するアドバイス Advising on securities
ファンドを含む有価証券の取引に関するアドバイスを行うに必要なライセンス。このタイプ4のみを保有する投資顧問会社 IFAがほとんど。

タイプ9:資産管理 Asset management
アセットマネージメント・サービスを提供するに必要なライセンス。このライセンスにより、顧客に替わって、ファンドのスイッチングを行う運用一任勘定の受託が可能になります。

2:運用成績
ファンド運用を成功させる決め手となるのは、どのようにファンドを組み合わせるのか、ポートフォリオを組むのか、ということです。契約者自身でファンドを選び、ポートフォリオを構築することも出来ますが、投資のプロである投資顧問会社 IFAにポートフォリオを管理してもらう一任勘定で運用してもらうことが出来ます。よって、投資顧問会社 IFAが提供するポートフォリオがその時々のマーケットに合わせて、どのようにポートフォリオを組み、良い運用を行うのかが重要になります。

今後の運用成績を予測して、投資顧問会社 IFAの良し悪しを検討するには出来ないので、過去の運用実績を見て、どれだけ良いパフォーマンスのポートフォリオを構築する投資顧問会社 IFAであるかを見る必要があります。

資産運用において、リターンも重要ですが、どれだけ損失を避けて、いかにリスクをコントロールするのかも非常に重要な要素になります。これを見るには、サブプライムローン破綻を発端としたリーマンショックの時期にいかに対応したのかを見ると良いと思います。一度、2008年-2009年の運用実績やその内容にも注目してみましょう。

3:リスクの説明
先ほどもふれましたが、資産運用において、利回りであるリターンも重要ですが、どれだけ損失を避けて、いかにリスクをコントロールするのかも非常に重要な要素になります。投資には、価格変動リスク、為替リスク、流動性リスクといった様々なリスクが必ず有ります。良い投資には、このリスクとリターンのバランスが重要で、人それぞれにより、そのバランスも変わってきます。その為、その人が受容できるリスクを把握して、それに応じた投資を提案することが投資顧問会社 IFAには求められます。

高いリターンのみを強調して、リスクに関する説明がなかったり、受容できないリスクの投資を進めるような投資顧問会社 IFAは良いとは言えません。

« 投資・金融用語集一覧ページへ戻る